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胸部大動脈瘤の治療のための、胸部大動脈の血管内修復(TEVAR)と観血的手術の長期的な比較

ソース: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022522312005892

翻訳はGoogle+から転載

目的
胸部大動脈の血管内修復(TEVAR)は、胸部大動脈のさまざまな疾病の治療として広く確立されているが、その利用を支持する長期的データは限られていた。著者たちは、胸部大動脈瘤に対する、商用利用可能なステントグラフト3種類を用いたTEVARの長期的結果を、観血的手術を実施した対照群の結果と比較した。

方法
臨床試験に参加した患者の、人口統計的・臨床X線パラメータを予測的に収集し、 Gore TAG (55)、Medtronic Talent (36)、およびCook TX2 (15)のデバイスを評価した。結果は、同時期の45名の観血的手術の対照群と比較された。分析には、詳細な臨床情報とX線情報が利用できた。標準的な一変量、生存率、回帰法が使われた。

結果
研究期間(1995~2007年)に、106名の患者がTEVARに参加し、観血的手術の対照群は45名だった。TEVARの患者はより高齢で糖尿病や腎不全のような併存疾病が有意に多かった。TEVARの患者は2.3 ± 1.3のデバイスが移植されていた。死亡(TEVAR=2.6%、観血的手術=6.7%、P=.1)、麻痺(TEVAR=3.9%、観血的手術=7.1%、P=.2)、24時間以上の長期挿管(TEVAR=9%、観血的手術=24%、P=.02)は、観血的手術の方が多い傾向があった。10年間の全生存率は、どの群でもにたようなものだった(ログランク P=.5)。遅発性脂肪の多変量予測因子としては、年齢、慢性閉塞性肺疾患、糖尿病、慢性腎不全などがある。TEVARと観血的手術の利用は、死亡率には影響しなかった(ハザード比0.9、95%信頼区間0.4~1.6)。TEVAR群の5年以上のX線追跡では、大動脈の平均直径は61mmから55mmに減少していた。TEVARの患者の治療部分に10年以内に再介入を受けなくて済む率は85%だった。

結論
TEVARは、胸部大動脈瘤を治療する安全で効果的な手技で、手術中の結果は胸部大動脈の観血的な修復より向上し、長期的な結果は観血的な修復と同様である。TEVARで治療された大動脈瘤の直径は、初期には縮小し、その後長期的には安定していた。

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