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腹部大動脈瘤の血管内修復後の長期的な結果:最初の10年

ソース: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16926569

翻訳はGoogle+から転載

目的:
腹部大動脈瘤の血管内修復(EVER)の適切な役割は、長期的な結果の不確実性から、依然として議論の的になっている。著者たちはEVARの経験を12カ月分見直して、長期的な結果を記録した。

方法:
1994年1月7日~2005年12月31日の期間に、873名の患者にEVERを実施し、異なる10種類のステントグラフト装置が利用された。調査対象となった主な結果としては、手術中死亡率、動脈瘤破裂、動脈瘤関連の死亡率、open surgical conversion、長期生存率がある。また、エンドリーク、移動、動脈瘤の拡大、グラフト開存の発生も判定された。最後に、再介入の必要性とそのような二次処置の成功も評価された。分析には、カプラン=マイヤー法や多変量解析法が利用された。

結果:
患者の平均年齢は75.7歳(49歳~99歳)だった。81.4%が男性だった。平均追跡期間は27カ月だった。患者の39.3%には2つ以上の併存疾患があり、19.5%は開腹修復術には適さないと分類されていた。包括解析(ITT)ベースでは、デバイス展開の成功率は99.3%だった。30日死亡率は1.8%だった。カプラン・マイヤー分析によれば、腹部大動脈瘤の破裂を回避できた率は、5年後で97.6%、9年後で94%だった。後発の腹部大動脈瘤の破裂も有意なリスク因子としては、性別が女性であること(オッズ比=6.0、P=0.004)とデバイス関連のエンドリーク(オッズ比=16.06、P=0.009)がある。動脈瘤関連の死亡は、96.1%の患者で回避され、最も重要な予測因子としては、再介入の必要性(オッズ比=5.7、P=0.006)、動脈瘤疾患の家族歴(オッズ比=9.5、P=0.075)、腎不全(オッズ比=7.1、P=0.003)がある。再介入の必要だった患者は87名(10%)であり、そのような処置の92%はカテーテル・ベースであり、その成功率は84%だった。再介入の有意な予測因子としては、第一世代デバイスの使用(オッズ比=1.2、P<0.01)および後期発症のエンドリーク(オッズ比=64、P<0.001)があった。開腹修復術への転換の累積回避率は、5~9年で93.3%であり、その最も重要な予測因子は、事前の再介入の必要性(オッズ比=16.7、P=0.001)だった。累積生存率は、5年間で52%だった。

結論:
現代のデバイスを利用したEVARは、腹部大動脈瘤の破裂や大動脈瘤関連の死を防ぐための、安全で効果的で耐久性のある方法である。腹部大動脈瘤の適切な解剖学的構造を前提とすれば、このようなデータは、EVARを多様な患者に幅広く適用することを正当化している。

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