大動脈解離における血管内ステントグラフト留置術:メタアナリシス
ソース: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16227309
翻訳はGoogle+より転載
目的 この論文では、下降大動脈解離の患者の間での血管内ステントグラフト留置術の臨床的成功、合併症、結果に関する入手可能なあらゆる公開データをまとめた。
方法と結果 大動脈解離の患者3名にわたる逆行性血管内ステントグラフト留置術に関する公開された全シリーズのメタアナリシスを実施した。研究数39、関係した患者は計609名が含まれる。患者の98.2+0.5%で手術成功が報告された。重大な合併症が報告されたのは11.1+1.4%で、もっとも恐れられる神経系の合併症は2.9+0.7%の患者で報告された。手術中の卒中は対麻痺より多かった(1.9+0.6% 対 0.8+0.4%)。合併症は、ステントグラフト留置術を急性大動脈解離に施した患者の方が、慢性大動脈解離に施した患者より有意に多かった(21.7+2.8% 対 9.1+2.3%、P¼0.005)。全体の30日間の全死亡率は5.3+0.9%であり、急性大動脈解離の患者の方が、慢性大動脈解離の患者よりも、3倍多かった(9.8+2.2% 対 3.2+1.4%、P¼0.015)。さらに、患者の2.8+0.7%が平均追跡期間の19.5+7.1カ月の間に死亡した。カプラン・マイヤー分析によると、6か月間の全生存率は90.6+1.6%、1年間の全生存率は89.9+1.7%、2年間の全生存率は88.8+1.9%だった。
結論 スタンフォードB型大動脈解離の血管内ステントグラフト留置術は、技術的に可能であり、選択されたコホートにおける成功率は.95%だった。侵襲性は最小限だが、重大な合併症は、presentationのacuityに応じて、14–18%の患者で発生した。対麻痺の発生は極めて少なかった。この新しい治療戦略の急性期および中期の死亡率は、外科手術に比べれば良好だが、合併症のない大動脈解離におけるステントグラフト留置術と内科的治療を比べるには、さらなる研究が必要だ。
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