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B型急性大動脈解離の長期的結果に対する開存偽腔の影響

ソース: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15296897

翻訳はGoogle+より転載

目的:
もっとも効果的な治療法を判断するため、筆者たちは急性期に手術を行わなかったB型大動脈解離と偽腔閉鎖型の患者の臨床経過の詳しい比較研究を行った。筆者たちは、開存偽腔の結果に対する影響を調べた。

方法:
B型急性大動脈解離の患者138名のCTスキャンが調べられた。138名の患者のうち、110名が内科的治療を受け急性期を生き延びた。筆者たちはこの110名の患者の結果に注目した。そのうち62名は内科的治療の後偽腔が血栓化しており(血栓化群)、48名は内科的治療の後偽腔が開存していた(開存群)。筆者たちは、この110名の患者の結果に影響を与えた因子を調査した。研究のエンドポイントは、全死因による死亡、解離関係の死亡(大動脈破裂、術前死、臓器虚血による死)、および解離関係のイベント(大動脈破裂、手術)の3つとした。偽腔開存群に対しては、長期的な結果に影響した因子を調べた。

結果:
偽腔の開存は、解離関係の死亡(P=0.038、ハザード比=5.6、信頼区間=1.1-28)や解離関係のイベント(P=0.000、ハザード比7.6、信頼区間=2.7-22)とは独立したリスク因子であったが、全死因による死亡に対してはそうではなかった(P=0.769、ハザード比=1.2、信頼区間=0.45-2.91)。偽腔開存群の中で、大動脈遠位部のもっとも拡張した部分の位置は、解離関係の死亡(P = 0.026、ハザード比=13.6、信頼区間=1.4-135)や解離関係のイベント(P = 0.048、ハザード比=2.6、信頼区間=1.0-6.9)とは独立したリスク因子であった。

結論:
偽腔の開存は、B型大動脈解離において、独立した強い予後因子である。害動脈遠位部のもっとも拡張した部分の位置は、偽腔開存型の患者の有意なリスク因子である。

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