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「XXL」フック部分アナリーゼ

 菊地成孔さんや大谷能生さんがやってる「Jazz Dommunisters」っていうジャズ・ヒップホップのユニットがあって、昨年「BIRTH OF DOMMUNIST(ドミュニストの誕生)」っていうアルバムを出したんですね。気に入ったので愛聴してるんですが。

 その中の「XXL」という曲のフックの部分が、すごく坂本龍一っぽいなあと思って、ちょっとアナリーゼしてみました。そしたら、やっぱり坂本龍一っぽかったです。

 まず、このフックの部分はキーが B♭で、メロディが B♭、C、D、F、G だけでできてますね。これはキー C に直せばドレミソラのペンタトニックになりますね。

 そして sus4 や add9 の多用、特に最後のほうの sus4 の平行移動ですね。これが坂本龍一っぽさをかもし出しているようです。

 この sus4 add9 の平行移動っていうのは、三度に解決するための一時的な四度ではなくて、サティなんかがはじめた四度堆積和音の考え方ですね。前にもこのブログでちらっと説明しましたが。

 菊地さんの他の曲では、あまりこういうコード進行を耳にした覚えがないんですが。菊地さんのことだから、たぶん意図的にやってるんでしょうね。

 せっかく分析したので、とり急ぎお裾分けということで。

 ちなみに、このメロディはペンタトニックしか使ってないので、その気になれば、もっと別のコードもつけられます。そこで、試しにわざとつまらない平凡なコードをつけてみたのがこちら。

 聞き比べれば、コード進行の重要性が一般の方にもわかっていただけるのではないかと。

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