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【Sinsy】「Ride Ride Ride」【ストリングス版】

 前回のピアノ弾き語りバージョンを利用して、「Ride Ride Ride」のストリングス・バージョンを作ってみた。

 この素晴らしいアレンジは、もちろん私が考えたものではなくて、教授が「戦場のメリークリスマス」のサウンド・トラックの中でやっているアレンジのコピーである。ほとんど完コピなので、知らないで聴くとサントラの音をそのまま使ってると思われるかもしれないが、あくまで演奏してるのはコンピュータで、歌ってるのもデビット・ボウイの弟の役の人ではなくて、Sinsy というコンピュータ・ソフトウェアである。お間違えなきよう。

 このアレンジは、小節ごとに二拍子になったり三拍子になったりするので、タイミングを合わせるのに結構苦労した。よくよく調べると、一拍ぐらいごまかしてるところがあるかも。

 こんな短い小品でも、打ち込んでみると、教授のアレンジの凄さが改めてよくわかる。エンディングの繊細な音の重ね方なんかは改めて言うまでもないが、この曲で言うと、何よりファミファドファミファドという16分音符のアルペジオを延々と続けるところがかっこいい。

 凡庸な(たとえば私のような)アレンジャーなら、こういうアルペジオを思いついたら、コード進行に合わせて音形を変えようと考えるだろう。しかし教授のアレンジでは、ほとんど最初から最後まで同じ音形で通している。そんなことをすると普通なら、コードによって不協和音が生じたりして音が汚くなる。でも教授のアレンジでは絶対にそんなことにならない。むしろ響きの色彩が豊かになる。最初から曲全体を見通して音形を選んでいるからだ。

 教授はこういう手法をよく使うのだが、ひょっとすると、教授の好きなスティーブ・ライヒなんかの影響もあるのかもしれない。こういう和声のモアレ縞のような効果を使いこなすのが本当にうまい人だ。

 おそらく、途中で一箇所だけ音形を変えているところがあって("through the night" の直後)、その部分は鳥肌が立つほど新鮮に感じる。それも、ずっと同じ音形を繰り返していたからこそだろう。

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