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戦国自衛隊

 「戦国自衛隊」は私が中学生の頃に公開された作品なのだが、リアルタイムでは見ていなくて、ひかり TV で無料で見れるようになっていたので見た。

 昔の映画にも、現代人が見てもあまり違和感のない作品と、時代精神の影響が強く現れていて、現代人が見ると明らかに違和感のある作品があるけど、これは完全に後者。

 純粋にアクション映画として見れば、結構よくできてる方だと思う。ヘリコプターが落ちるシーンなんかは、「エイリアン2」で着陸船が落ちるところそっくりで、「キャメロンめ、パクりやがったな」とか思ったし、爆発で馬がひっくり返るところとかもよく撮れてる。あまり派手にひっくり返っているんで、馬がかわいそうとか思ってしまったけど。

 だけど。あの無駄にセンチメンタルな演出にはとてもついていけない。戦車を沈めてヘルメットを投げるところとか、伊庭が死ぬところとか、いちいち変な間をあけて「青春の挽歌」的な音楽を流したりする演出が、もう今の自分の感覚ではこそばゆくて見てられない。

 私だってきっと、リアルタイムで見ていれば、それなりに共感したんだろうけどなあ。今の自分には、もうそういうセンチメンタリズムに共感する回路がほとんど無くなっていることに気づかされた。

 だから駄作だという気は必ずしもないけどね。逆にカルスタ的な発想で考えれば、こういう作品の方が時代精神を理解するには役立つんだろうね。ついでに言うと、「卒業」とか「俺たちに明日はない」とかも、今見ると共感しにくいと思うんだけど、これは私だけ?

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