REBECCA の最高傑作は POISON である。異論は認めない。
なぜか無性に REBECCA を聴きたくなる。何を隠そう、ぼくもかつて REBECCA のファンだった時期があったのだ。もちろん CD もほとんどすべて所有していたのだが、何かのきっかけて売り払ってしまって、今はもう手元には一枚もない。
しかたなくダウンロードのできるサイトを探しまわる。iTMS にはなかったが mora にあった。iTunes で聴けないのは不本意だが、どうしても聴きたくてたまらないという欲望に勝てず、何曲かダウンロードしてしまう。
こういう若い頃好きだった作品って、年をとってから改めて鑑賞すると、幻滅させられることも多いのだが、REBECCA に関してはそんなことはなかった。もちろん、この時代の音楽の常として、リバーブがかかりすぎだとかスネアドラムの音が異様にうるさいとかいうような不満はあるが、そんな些細な不満はふっとばすだけの力のある作品である。
REBECCA の曲というと、「フレンズ」とか「LONELY BUTTEFLY」とかが一般には有名なようだが、ぼくに言わせれば、REBECCA の最高傑作は間違いなく「MOON」である。異論は認めない。 土橋安騎夫のちょっとひねったメロディライン、NOKKO の歌詞と歌唱、バイオリンの音がゲート・ディレイできゅんきゅんきゅんと飛んでいく間奏部のアレンジ、すべてが完璧である。
このバンドのアルバムとしての最高傑作も、この「MOON」が収録された「POISON」であろう。これも異論は認めない。このアルバムは、REBECCA の最高傑作というだけでなく、1980 年代の J-POP (という言葉はまだなかったのだが)の中でもベスト 5 ぐらいに入る作品ではないだろうか。まあ、YMO とかは J-POP には含めないとすると、80 年代でこれを超える作品って、サザンオールスターズの「KAMAKURA」ぐらいしか思いつかない。
最近、80 年代はカスだみたいなことを言う人が多くて、ぼく自身もなんとなくそんな気分になっていたのだが、どうしてどうして、やっぱりいい作品はあったのだ。その事実を確認できてよかった。これで今夜はぐっすり眠れそうだ。
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