Caitlin Upton さんの伝説の名回答を訳してみた
Caitlin Upton さんというのは、2007 年のアメリカ・ミス・ティーン・コンテストで 3 位の次点になった人。この人のコンテストでのユニークな受け答えは、YouTube で世界的な話題となったらしい。ぼくも遅ればせながら視聴してみたのだが、この人の回答は、翻訳の課題としても絶好の材料を提供していると思う。そこでぼくも翻訳にチャレンジしてみた。
"Recent polls have shown a fifth of Americans can't locate the U.S. on a world map. Why do you think this is?"
I personally believe that U.S. Americans are unable to do so because, uh, some, people out there in our nation don't have maps and, uh, I believe that our, uh, education like such as, uh, South Africa and, uh, the Iraq, everywhere like such as, and, I believe that they should, our education over here in the U.S. should help the U.S., uh, or, uh, should help South Africa and should help the Iraq and the Asian countries, so we will be able to build up our future, for our [children].
(摂訳)最近の世論調査によると、アメリカ人の5分の1は、世界地図の上でアメリカの位置を特定することができないそうです。これはなぜだと思いますか?
えー、合衆国アメリカ人にそれができないのは、えーと、わが国のそのへんの人たちが地図を持ってないからじゃないかと、個人的にはそう思うんですが。えーと、南アフリカとか、えーと、例のイラクとか、そこらへん的な感じの、わたしたちの教育的な感じじゃないかと。だから彼らは、アメリカのこのへんのわたしたちの教育がアメリカを助けて、それでえーと、南アフリカを助けて、例のイラクやアジア諸国を助けるべきじゃないでしょうか。そうすれば、(子供たちの)ためになるような未来を築くことができるでしょう。
筒井康隆的な手法を援用してみたんですが、いかがでしょう。地図うんぬんだけじゃなくて、Americans で十分なのにさらに U.S. がついていたり、like と such as を併用したり、固有名詞の Iraq にあえて the をつけたりしてるところがポイントのようなので、それを強調して訳してみました。
おっと、こんなことしてる場合じゃないんだよな(^^)。仕事仕事。
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