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YMO と初音ミク

 しばらく忘れていた初音ミク関係、久々にチェックしてみたら、YMO のコピーが大量に生産されていて驚いた。しかも質が半端でなく高い。YMO の曲のほとんどは、誇張でもなんでもなく数千回は聴いていて、そんじょそこらのプロのカバーバージョンなんか聴いても「やっぱりオリジナルの方がいいね」とか思ってしまうぼくが言うのだから間違いない(^^)。

 もともと YMO というのはインストで売り出したバンドで、お世辞にも上手なボーカリストがいるわけではなく、その分歌唱力に依存しない曲が多い。それが初音ミクとの相性のよさにつながっているのかも知れない。

 特に感心したのが、この「CUE」と「ロータスラブ」の 2 曲。

 この 2 曲は、オリジナルを数千回は聴いているぼくでさえ、改めて聴きたくなってしまう魅力がある。それほど初音ミクの非人称的な歌声が「生きて」いる。

 実は、「CUE」という曲は YMO の曲の中ではそれほど好きな方ではなかったのだが、ぼくはこの初音ミクバージョンを聴いて、冗談でなく初めてこの曲のよさがわかった(ニコニコ動画のコメントにも同じような感想があるが、さもありなんと思う)。

 多分、どちらも作曲が細野さん(「CUE」は+ユキヒロ)なので、細野さんの書く動きの少ないシブいメロディが初音ミクの歌唱法に合っているのだろうと思う。

(英語の発音がカタカナ英語になっているのは、初音ミクのボーカロイドの仕様上仕方のないことなのだろうが、こうなると英語版がほしくなってくるのも事実だ。)

 ぼくは、前にまだ作品数のそれほど多くない段階でも初音ミクを擁護する記事を書いたことがあるのだが、これだけ完成度の高いものを聴いてしまうと、いよいよ初音ミクの可能性を認めざるおえなくなった。少なくとも、これらの曲で聴ける初音ミクの歌声は、人間の代わりでもなければ、機械性を強調したロボットボイスでもない。独自の存在感を持った第三の存在だ。

(なお、別の動画サイトでも同じものが聴けるようだが、ここでは JASRAC と包括契約しているニコ動のリンクを張らせていただいた。)

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