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やっぱり自民党は終わっていた

 マル激トーク・オン・ディマンドの「データから見えてくる『やっぱり自民党は終わっていた』」は久しぶりのヒット。内容はもちろん参院選の分析なのだが、ありがちな床屋政談の延長みたいな話とは違って、「計量政治学」の専門家による統計的な分析。

 特に、浮動票頼みと思われている民主党に意外と手堅い基礎票があるとか、自民党支持層よりもむしろ社民・共産支持層から民主党に票が流れたとかの分析は目から鱗であった。

 前から思っていたのだが、これからは、政治にもマーケティング的な手法が導入されていくことは不可避のように思われる。もちろん、そこにはメリットとデメリットがあるが、「よらしむべし、しらしむべからず」みたいな政治文化が主流だった日本では、いったん極端なポピュリズムの方向に振ることは必要だと思う。そのように、政治の責任をいったん有権者に投げた上で、あらためて提案型の政治家に投げ返すという過程が必要なのだ。

 実は、ぼくが今一番注目しているのは、小沢さんの今後の行動である。誤解を招くかもしれないが、ぼくは、政治には「悪」がつきものだと思っていて、その「悪」はなるべく年長者が背負うべきものだと思っている。まあ、こういうことをあんまりおおっぴらに言うと、小悪党の自己正当化に使われてしまうので、あまり大きな声では言わないようにしているのだが(^^)。

 政治家に歴史的な役割というものがあるとすれば、今の小沢さんに与えられた役割は、ある種の「悪」を引き受けることだと思う。問題は、彼自身にその自覚があるかどうかだ。もしその自覚があれば、彼は一時的には評判を落とすことになるだろうが、後世の歴史家からはある種の歴史的役割を果たした政治家として評価されるだろう。その自覚がなければ、単なる個人の名声や権力のために、政局を混乱させただけの小人物として評価されることになるだろう。…と、ぼくは密かに思っている(といいつつ、ここに書いてしまったが(^^))。

 ぼくは、小沢さんほどのキャリアを持つ政治家なら、政治と「悪」の関係について深い哲学を持っていてもおかしくないと思うので、そういう意味で、今後の政局に注目しているのである。まあ、他人のために「悪」を引き受けるなんてまっぴらごめんだとしか思っていない、典型的な小人物タイプのぼくが言うのもなんであるが(^^)。

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