もっといい Drupal 本はないのかよお
前に書いたように、新しく契約したホスティング・サービスはかなりハイスペックで、やたらといろんな CMS(Content Management System の略)をインストールできるようになっていました。ちなみに、名前を挙げると、
Dragonfly、CivicSpace、Drupal 、E107、Geeklog、Jetbox、Joomla、Mambo、PHPNuke、PostNuke、Typo3、Xoops、phpWebSite
という感じ。このへんはいわゆる純粋な CMS ですが、他にもブログ系が WordPress を含む 8 種類、グループウェア系が eGroupWare を含む 4 種類、Wiki 系が MediaWiki を含む 3 種類という感じで、とにかくてんこ盛りに入っています。
もっとも、こういうシステムはみんなオープンソースで、かつ、Linux、Apache、MySQL、PHP の組み合わせで動く、いわゆる LAMP というやつなので、実際には、Linux、Apache、MySQL、PHP が使える環境さえあれば、誰でも無料で利用できるんですけどね (^^)。
でも、実際に自分でインストールするのは結構面倒くさいし、いろいろトラブったりすることも多いので、自動でセッティングできるのはやはり便利には違いありません。
(話はそれますが、中小企業や SOHO レベルのウェブサイト構築だったら、たぶん、このへんのシステムを組み合わせれば楽勝でいけますよね。だから、MS 系のサーバーとか導入するのは損だと思うぞ~、なんつったりして (^^))
というわけで、いろんな CMS を片っ端から試した結果、とりあえず Drupal が一番面白そうに見えたので(Joomla というのもなかなかよさそうだけど、残念ながらインストールに失敗しました。こういうことがあるから、このホスティング・サービスもいまいちお勧めしきれないんですよね。会社の名前を出していないのはそのためです。)、Drupal を使ってサイトを再構築してみることにしたんですが、付属のヘルプやオンラインのハンドプックを読んでもいまいち仕組みよくわかりません。そこで、Packt 社のウェブサイトから電子書籍で入手できる Drupal: Creating Blogs, Forums, Portals, And Community Websites という本を購入してみたんですね。
でも、読んでみてがっかり。だって、Drupal の肝と言うべき taxonomy の説明がたった 1 章だけで、しかも、vocabulary や term を追加する方法は書いてあるけど、特定の term の story だけを表示するノードが「?q=taxonomy/term/1/」とかになることすら書いてないんですよ。それじゃ意味ないでしょ (^^)。初心者向けにしても、玄関から入口の土間に入ったぐらいで終わってる感じ。なんでこんな本が Amazon.com で星4つになってるのか、さっぱり理解できません。
しかも、そんなこと言ってるうちに Drupal 5.0 が出ちゃったから、すでに内容古くなってるし。金返せ~(^^)。
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