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Real SuperPass にアルジャジーラ英語版登場!

 前から加入してときどき見ていた Real SuperPass Europe のチャンネルに、いつの間にか、例のアルジャジーラの英語版が追加されていたので、早速チェック。

 調べてみると、イギリス版、オランダ版、イタリア版、フランス版、スペイン版、ドイツ版など、ヨーロッパのエディションにはだいたい同じように追加されているようですね。 一方、よく読めないけど、アジア太平洋版、中国版、韓国版、香港版、台湾版、ラテンアメリカ版、ブラジル版などには追加されていないようです。もちろん、アメリカ版にも (^^)。 このへん、ヨーロッパとアメリカの意識の違いが垣間見えるような気がして面白いですね (^^)。

 ちょっと見た感じだと、演出とか構成とかは、かなり CNN International や BBC World を意識しているみたいで(音楽なんか、ほとんど日本のテレビ番組の中で著作権問題を回避するためにでっちあげた曲みたいで笑ってしまうが (^^))逆に言えば、欧米のメディアを見慣れている人にとって、それほど違和感なく視聴できるようになっているようです。

 一方、取り上げる主題は CNN や BBC とは大違い。コンゴの選挙、レバノンの反政府運動、ベトナムの台風、フィジーのクーデターなど、欧米や日本のメディアではあまり大きく扱われないニュースをバンバンやっています。これははっきり言って面白い。

 たまたま、NASA で働いていてスター・トレックの宇宙船の名前にまでなったという、エジプト人の地質学者 Farouk El-Baz という人のインタビューをやってたんですけど、アラブ人が NASA で働いていて差別されませんでしたかみたいな質問をされると、「そこは実力されあればそれなりに評価されるのがアメリカのいいところ」みたいに、アメリカに行って成功した日本人と同じようなことを言ってたのがおかしかったです。こういうのを見ると、まだまだ普遍主義にも希望はあるなと思いますね (^^)。

 英語に関しても、少なくともメインのキャスターの方々はわりと聴き取りやすい英語で話す人が多いですね。現地リポーターや討論会のコメンテータなどは、ちょっと訛っていてぼくなんかには聞き取りづらい人も多いですが。

 というわけで、反米派の人や欧米のメディアを信用できない人にはお勧めです (^^)。これを見る人が増えたら、欧米の世論形成にもかなり影響を与えるんじゃないですかねえ。アメリカ人はハナからあまり見る気がないようですが (^^)。

 あと、調べてみると、Real SuperPass のほか VDC とか JumpTV などのアグリゲータ・サイト経由でも視聴できるようですね。 アグリゲータというのは、既存のテレビチャンネルを集積してインターネット上で公開するサイトのこと。

 VDC は、アメリカ国内の放送を中心としたアグリゲータで、視聴もアメリカ国内に限定されているようです。CBS とか NBC のサイトと同様、IP アドレスの所在地チェックがかかります。 

 JumpTV については今回初めて知ったのですが、アジア、アフリカ、ラテンアメリカといった非西欧圏の放送が低価格で視聴できる、なかなか便利そうなサイトです。イラクやイランの英語放送局もあるので、そのうち機会があれば見てみようと思います。

 しかし、ホリエモン騒動からほんの 1 年あまりの間に、「通信と放送の融合」が着実に進行しておりますね。アメリカでは自社サイトはもちろん、iTMS や Amazon などでも番組が買えるようになったし、日本でも Gyao や Yahoo! は相当視聴者を増やしたでしょう。ついでに言えば、日本での TOB の件数も過去最大を記録したとのこと。

 「放送と通信の融合なんて無理」とか「TOB は日本の企業文化に合わない」とか言っていた方々に、この事態をいったいどー説明すんのかと聞いてみたいような気もしますね。もっとも、当時そう言っていた人と今「放送と通信の融合」や TOB を推進している人たちが同一人物である保証もないので、そういう大人気ないことはやめておきますが (^^)

 まあ、時代状況の変化を鋭敏に察知して、それに応じた戦略をとるというのは、経営者として優秀な証拠であって別に恥ずべきことではないと思うんです。むしろ、自分の信念にこだわったせいで時代からとりのこされ、会社をつぶしてしまい、多くのステークホルダーに迷惑をかける方が、経営者としては恥でしょう。

 だから、口ではいくら反発していても、時代状況が変わればこうなるだろうというのは、別に大方の予想通りなんだよね。だからこそ、別にたいした信念もないくせに、誰かさんの意を受けててきとーなコメントをしている方々にはぼくもムカついたわけですが (^^)。ホリエモンにもうちょっとマトモな倫理観があれば、こういう連中をのさばらせなくてすんだかもしれないのになあ (^^)。まあいいや。 みなさんせいぜいお稼ぎくださいませ。

追記: 偶然ですが、現在発売中の「クーリエ・ジャポン」の 12.21 号に、「英語版アルジャジーラのアンカーマンはユダヤ系米国人」という記事が載っていました。なかなか面白い記事です。

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