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訛り吹き替え

 英語圏のテレビを見ていて気になることの一つが、英語以外の言語を英語に吹き替えたときの英語が、必ずと言っていいほど訛っていることです。たとえば、元の言葉がフランス語ならフランス語訛りの英語に、ドイツ語ならドイツ語訛りの英語になってるわけ。日本のテレビ局ではこんなことやんないですよね。中国人の台詞を「○○あるヨ」と吹き替えたり、韓国人の言葉を「○○ニダ」と吹き替えたりしたら、差別だとか言われかねないでしょう。なぜ英語圏ではこれが普通になっているのか、機会があれば調べてみたいです。

 なぜ突然こんなことを思い出したかというと、昨日テレビで「エアフォース・ワン」を見ていたら、ゲイリー・オールドマンがなんか訛った英語をしゃべっていたから。たしか、「レオン」や「フィフス・エレメント」ではあんな訛ってなかったから、わざとやってるんでしょうね。そのせいか、切れっぷりが「レオン」ほどではなかったような気がするんだけど (^^)。

 しかし、「エアフォース・ワン」はどうなんでしょうねえ (^^)。インターネットで検索してみると、アメリカ万歳的なところはともかく、エンターテイメントとしてはそこそこ面白いみたいな評価が多いんだけど、エンターテイメントとしても演出が散漫ではないかなあ。

 たとえば、事務やってるような太ったおばさんがパラシュートで飛び降りるときに、なんの躊躇もしないなんてことはありえないでしょ。そこで、怖がっているのをなんとかなだめすかして飛ばせる、みたいな演出がなぜないのか。あるいは、大統領からファックスが届いたのを見てニヤリとするみたいなシーンはなぜないのか。給油機やエアフォース・ワンの盾になって死んだ戦闘機のパイロットにも、実は娘がいて、みたいな演出はなぜないのか。最後に大統領がワイヤーで移動するところだって、人間ドラマとしては葛藤があって一番おいしいところなのに、裏切り者を出して誤魔化しちゃうし。

 結局、この映画が追っかけてるのは、大統領(とその家族)が助かるか助からないかだけで、あとははっきし言ってどーでもいいわけね。演出がそうなっとる (^^)。だからゲーム的にストーリーをなぞるだけで終わっていて、あんましふくらみがないんだよね。これをエンターテイメントとしては面白い、といってしまうのは、エンターテイメントをなめた発言ではないかなあ (^^)。

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