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イスラエルが使っているのは、役立たずの「ラムズフェルド・モデル」だ!

 これは、USA TODAY という、アメリカでも最大の発行部数を誇る新聞の、投書欄ですね。その次に正反対の意見の投書が紹介されているのでアレですが、アメリカも、こういう投書が投書欄の表題になるくらいの状況にはあるということで。。。(^^)

Israel using ineffective Rumsfeldmodel

USA Today
07 Aug 2006

Just when Israel was gaining some credibility from the world for its commitment to peace by withdrawing from southern Lebanon and some of the occupied territories, it overreacts to the kidnapping of two soldiers. Israel is following the Donald Rumsfeld book on nationbuilding and destroying the very government and infrastructure that is needed to defeat the terrorists (“Israel vows no cease-fire soon,” News). Lebanon was well on its way to becoming the kind of secular, democratic neighbor Israel needs on its northern border. It was not given the time to become strong enough to hold offHezbollah. When Israel withdrew from Lebanon in 2000, it should have asked for an international force to protect it from kidnappings and rocket attacks. In fact, the 133,000 U.S. troops now stationed in Iraq would have been better used on Israel’s northern border. I grow weary of comparisons between this fight and the one we had with the fascists inWorldWar II. As sick as Hitler was, he had a standing army and clear borders that we could beat him back into; his country had people who, when it was all said and done, wanted to make peace with their neighbors, rebuild their country and get on with their lives. Not so with the religious zealots we are dealing with now. When will we, and the Israelis, realize that conventional warfare will not work? Now, of course, it is too late. Israel’s destruction of Lebanon’s infrastructure and the killing of its civilians has made Hezbollah more popular than ever. The Israeli government should have met Donald Rumsfeld in Baghdadmonths ago. If it had, it would have seen firsthand the consequences ofmiscalculation.

イスラエルは、南レバノンや一部の占領地から徹底することによって、その平和に対する姿勢を世界から信頼されかけた矢先に、兵士 2 人のを誘拐に過剰反応してしまった。イスラエルは、ドナルド・ラムズフェルドの国家建設マニュアルにしたがって、テロリストを倒すのに必要なはずの政府やインフラストラクチャそのものを破壊している。

レバノンは、イスラエルが北部国境に必要としているような、非宗教的な民主主義の隣国に、まさになろうとしていたところだった。にもかかわらず、レバノンは、ヒズボラを撃退するだけの力を蓄える時間を与えられなかった。イスラエルは、2000 年にレバノンから撤退したときに、国際部隊に対し、誘拐やロケット攻撃からの保護を要請しておくべきだったのだ。実際、現在イラクに配備されている 13 万 3 千人の米兵だって、イスラエルの北部国境にいた方がよっぽど役にたっただろう。

この戦争と、第ニ次世界大戦におけるファシストとの戦いとを比べるような話にはもううんざりだ。

ヒトラーは確かにビョーキだったが、正規軍をもち、追い返す先の国もあった。ドイツの国民だって、なんだかんだ言って最終的には、隣国と和平し、国家を再建し、平和な日常をおくることを望んでいた。

けれども、我々が今相手をしている狂信者たちは、そうではない。アメリカ人もイスラエル人も、いったいいつになったら、従来の戦争のやり方ではダメだということに気づくのだろうか?

もちろん、今頃気づいてももう遅いのだが。

イスラエルによるレバノンのインフラストラクチャの破壊や一般市民の殺戮は、ヒズボラをさらに人気者にしてしまった。どうせなら、イスラエルの政府関係者は、数ヶ月前のバグダッドでドナルド・ラムズフェルドに会っておけばよかったのだ。

そうすれば、計算違いの結果というものを、その目で見ることができていたであろうに。

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