« 暫定評価 | トップページ | 勝手なお願い »

方法論的功利主義

 ぼくが経済について言ってる事と、愛とかなんとか言ってることが矛盾するんじゃないかと思ってる人もいるかもしれないけど、ぼくは、市場経済を方法論的功利主義の産物だと思ってるんですね。言い換えれば、市場というのは、欲のある人もない人も欲があるフリをしてプレーするゲームだと思ってるんです。 (これはぼくが勝手につくった言葉だけど(^^))

 あと、これは前にも何度も書きましたけど、近代社会の基本的人権やなんかも、もちろん方法論的個人主義の産物だと思っているわけです。

 つまり、人間が利己的に私利私欲だけで生きているというのは、あくまで社会をうまく回して行くためのお約束であって、人間の本性とは微妙にずれてると思ってるんですね。

 そういうのを聞くと、性善説だとか楽天的だとか思う人もいるかもしれないけど、そういう良い悪いの話じゃなくて、単に事実としてそうなんだと思っているだけです。むしろ、「エイリアン」の台詞じゃないけど、人間が自分の生存や繁殖のことしか考えてなかったら、その方がある意味幸せかもしれない。でも、人間はなろうと思ってもそうはなれないだろう、ということ。

 ところが、人間は思い込みの生物だから、この「方法論的」のところを忘れて、人間は本当に利己的な生物なんだと勝手に自分で思い込んでしまい、ある種の使命感を持って無理をしてまで利己的にふるまおうとし、それでかえって不幸になるような人がでてきた。だからあえて「愛」とかなんとか言わなくちゃならなくなってきたんだと思うのね。でも、それは、社会システムの設計とは別問題だと考えるべきであって、ここを混同すると、単なるバックラッシュになる。言ってることわかるかなあ。また今度ヒマなとき書きます。

|

« 暫定評価 | トップページ | 勝手なお願い »

哲学」カテゴリの記事

経済」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/67762/10490132

この記事へのトラックバック一覧です: 方法論的功利主義:

« 暫定評価 | トップページ | 勝手なお願い »