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フェミニズム理論辞典

フェミニズム理論辞典  ちょっとフェミニズム関係の用語を調べたくて、マギー・ハムの「フェミニズム理論辞典」を購入(リサ・タトルのも注文したのですが、まだ手に入らない)。理論辞典というだけあって、説明は詳しいですが、厚さの割に収録語数は多くありません。いわゆる中項目主義ですね。

 だから、たとえば、ダナ・ハラウェイは載ってるけど、サイボーグ・フェミニズムは載ってないとか、第一波、第二波は載ってるのに、第三波は載ってないとか、Misogyny は載ってるのに Misandry は載ってないとか、載ってる用語にやや偏りがあって、調べもの向きというより勉強向き。

 訳は、昔の「学者訳」に比べればがんばってるとは思うけど、ぼくなんかから見ると、やっぱり、あともう一工夫すればもっと読みやすくなるのになあ、と思ってしまいますね。だから、最近の本みたいな読みやすさを期待すると、ちょっと読みにくく感じるかもしれません。もちろん、これは内容の難しさとは別の話ですよ。まったく同じ内容でも、もっと読みやすく書けるはずだという話。いちおうその道の「専門家」に言わせてもらえれば(^^)。

 なんか手前ミソになるけど、訳文のことだけで言えば、こういう本も、プロの翻訳者に下訳をさせて、学者さんが監修するというやり方の方が、絶対いい訳ができると思うんですけどねえ。翻訳って、ほんのちょっとしたテクニックでずいぶん読みやすくなるんですけど、そういうのって、数訳さないとなかなか身につかない。でも、学者さんはそんなことしてるヒマないでしょ? てか、そんな修行をしてるヒマあったら、もっと本業の教育や研究に精出してほしいし(^^)。

 これは偏見かもしれないけど、学者さんってもともと頭がいいから、逆に読みやすい文章を書く意欲が低い人が多いんじゃないかという気もしないでもないんですけど。ぼくは頭よくないからよくわかんないけど、ひょっとすると、学者さんはとっちらかった文書を読んでも、素早く行間を読んだりして理解できてしまうから、それ以上わかりやすく整理しようという意欲がおきないのかもしれない。そんなことないかな(^^)。まあ、このへんは邪推。

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