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税関の不思議

 Mail Forwarding サービスを利用して個人輸入を始めてから数年たちましたが、通関にはいまだにとまどいます。そもそも、関税率というのは例外規定のかたまりで、一般的な法則のようなものがまったくありません。したがって、常識的な感覚で大雑把に見当をつけるということができず、逐一条項に当たる以外に知る方法はないのです。

 これは有名な例なのですが、革製品の関税率の高さなどにも最初はとまどいました。普通の靴なら 10% ぐらいなのが、革靴になると 20~30% ぐらいに跳ね上がったりします。これにはふか~い理由があるらしいのですが、いろいろとさしさわりがありそうなので説明は省略します。興味のある人は、自分で調べてみてください。

 最近知ったのが、サプリメントの扱い。食品と同じなのかと思っていたらさにあらず。成分によっては医薬品扱いになって、薬事法がからんでくるのだそうです。したがって、営業用とみなされない範囲の量しか輸入できないようになっているらしい。

 でも、それってよく考えると、薬品業界保護にはなるかもしれないけど、消費者保護にはなってないですよねえ(^^)。個人輸入できる人は、薬品に対する知識があって自己責任がとれる人であるとみなす、ということなのかの知れないけど、その認識も時代遅れだという気しません(^^)?

 あと、わいせつ物の扱いにも納得いかないところがあるんですよね。実は、日本の成人コミックの英訳本を輸入してみたことがあるのですが、見事に税関でひっかかってしまいました。「だって、これと同じもの、日本の書店でも売ってるんですよ」と言ってみたのですが、糠に釘。

 要するに、税関検閲の根拠になっているのは関税定率法の「公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品」という規定で、これは猥褻物陳列罪とは別個の規定だから、運用の細部も違っていいのだということらしいのです。

 これもおそらく、日本と海外の性風俗に大きなギャップのあった時代の制度をひきずってるんでしょうけど、今となっては、なんのためにやっているのかよくわかりませんよね(^^)。

(前に書いた、キャサリン・ブラックリッジの「ヴァギナ 女性器の文化史」の原書には、もろ見え出産シーンのカラー写真とかが入ってるんだけど、これはなぜ税関にはひっかかんなかった(^^))

 私のようなあまり海外に行かない人間が、国境と言うものの存在を痛感するのはこういう瞬間です。こんなことのために、優秀な人材を大量にはたらかせているのかと思うと、はやく国境なんかなくなればいいのに、と言いたくなる。もっとも、国境によって守られているところもたくさんあるんだから、あまり贅沢は言えないということも重々承知してはいるのですが(^^)。

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