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弁護士ってこんなもん?

 前にも書いた、去年の 12 月に払うべきウン十万円の売掛金を未だに支払わない有限会社ユニテック(会社法人等番号 0109-02-015873、代表取締役・野口雅昭)という会社がある。しょーがないので、このクソ忙しいのにあっちこっち飛び回り、なけなしの金の中から保証金を払って、仮差押えをかけてやった。

 そうしたら、さすがに慌てたのかどうか知らないが、弁護士を雇ったらしく、平成 18 年 2 月 14 日付けで、「私的清算を行うので、債権額を知らせろ」という主旨の通知書が来た。

 なんでも、先方の話によると、ユニテックには、債権の 10 倍もの債務があるらしく、まともに清算すると、比例配分で 10 分の 1 しか返ってこないという。それだけでも十分ヒドイ話だが、この会社には計画倒産や取り込み詐欺の疑惑まであるので、債権者集会では、徹底的にとっちめてやろうとてぐすね引いて待っていた。

 ところが、この債権者集会がいつまでたっても開かれない。それどころか、3 月末には弁済方法を通知するという話だったのに、それすら来ない。もちろん、それ以外の報告・連絡・相談一切なしである。もうすぐ、通知が来てから 2 ヶ月である。本来の支払期日からすれば、4 ヶ月だ。

 そもそも、倒産するんであれば、債権者に対して経営者が直接説明するのが誠意ある対応と言うものであろうと思うのだが、この経営者は、説明どころか、行方をくらましてしまってまったく連絡がとれないのだ。そして、その代理人たる弁護士ですらこの対応。

 担当の弁護士は、六番町総合法律事務所の秋廣道郎という人(通知書は、山本健一塩谷久仁子との連名)だが、調べてみると、「債権管理ハンドブック」という著作まである人である。それでも、こんなもんなんだろうか。 債権が回収できないのは、こっちの与信管理がなってないからだ、とでも言いたいのかな。

 結局、こちらか動かなければ、何一つやる気はないらしい。ひどい話であるが、日本の弁護士と言うのは、この程度の人たちなのかもしれない。

 少額訴訟制度のおかげで、提訴のハードルは確かに低くなったものの、あっちの役所こっちの役所と駆け回っては書類を準備し、ユーザー・フレンドリーとは何かを考えたこともないような役人の対応にブチ切れそうになりながら、相手をなだめすかして書類をパスさせるというのは、私のような零細自営業者にとっては大変なストレスである。すでにこの件については、相当な時間をとられており、そのせいで仕事が遅れて、クライアントの信用を失うような事態すら起きている。

 たとえば、仮差押えの申請時にもこんなことがあった。担当者に申請書の下書きを見てもらったところ、疎明資料として不動産登記をつけた方がよいという指摘を受けた。面倒だなあと思ったけど、相手は、地元の登記所はどこそこですからすぐですよ、みたいな言い方をする。

 ところが、調べてみると、不動産登記は、現実的には、その不動産の住所地の登記所でなければとれない。地番や建物番号がわかれば、オンライン化されている全国の登記所でとれることになっているのだが、地番や建物番号を知るには、ブルーマップというバカ高い地図か、専用の検索システムが必要で、どちらもコスト的に一般人にはアクセス不可能。つまり、結局、その不動産の住所地の登記所に行くしかないのだ。

(これも非常にバカバカしい話で、とっとと普通の番地から地番や建物番号を検索できるようなデータベースをインターネット上に公開してしまえばよいと思う。それをやらないのは、ブルーマップを出版しているなんとか協会とか、登記取得代行業者の利権を守るためじゃないかと疑っているのだが、みなさんいかがお思いだろうか。) 

 仕方ないので、わざわざその住所地の登記所に行って登記をとってきて、あらためて申請書を提出したところ、その担当官から驚きの言葉が。

「この登記は何ですか」

「ですから、あなたがおっしゃった不動産の登記ですが」

「でも、相手の住所と違っているみたいですけど」

あぜーん。この担当者は、偉そうに人に登記を取って来いと言ったくせに、登記に表示される地番や建物番号が、普通の番地とは異なることすら知らなかったのである。

追記: なんか例の小沢一郎氏の強制起訴の件で、上記の山本健一弁護士が「指定弁護士」に選ばれたらしくて、この山本健一弁護士のことを「計画倒産の片棒担ぎ」とかツイートしてこの記事にリンクを張ってる人がいるようだ。でもよく読んで欲しいんだけど、ぼくは「計画倒産の疑いがある」と書いただけで、「計画倒産である」とは書いていない(だいたい、そんなことが簡単に証明できるなら苦労はないよ)。ましてや、山本弁護士がその片棒を担いでいるなどとは一言も書いていない。ツイートした人がこの記事以外に何か証拠を持っているなら別だが、この記事だけを根拠に勝手なことを書かれても、当方ではまったく責任を負えないのでそのつもりで。責任の所在をはっきりさせるため、あえて記事を書き直すことはしないので、リンクをたどってここに来た人もちゃんと読んでほしい。

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