« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

エリートの壁

 人間が本当に他人の立場を理解するということが、口で言うほど簡単ではないのはわかっているが、日本のエリート階層やエスタブリッシュメント階層の人々の、庶民の気持ちに対する鈍感さには、ときどき殺意に近いものを感じるときがある。まあ、ぼくは夜間大学を 7 年もかかって通いながら、中小企業ばかりを渡り歩いてきた人間だから、ヒガミも混じっているとは思うが、少しはこういうことを言う資格があると思う。

 彼らが「友情というのは、お互いが切磋琢磨し尊敬しあえるような関係だと思う」みたいなことを言ってるのを聞いても、機嫌のいいときには聞き流せるが、機嫌の悪いときにはほとんど殴りたくなることがある。あのさあ、あんたらは、周囲にいる人だってみんな優秀な人間だから、そんな暢気なことを言ってられるんですよ。あなた、新入社員のほとんどが高卒かせいぜい専門学校卒みたいな会社に勤めている人の世界がどんな世界かわかりますか。そこで働いている人のほとんどは、著しく能力に欠けるか、能力はあっても性格が著しくゆがんでいるかのどちらかで、この両方を兼ね備えた人だって決して珍しくない。

 そういう世界では、自分の尊敬できる人だけと付き合いたいと思っても、そういう人が(哀れんでくれることはあっても)本気で自分の方を振り向いてくれることは決してない。振り向いてくれるのは、能力がないか、性格が歪んでいるか、なんかしら著しい欠点のある人ばかりだ。それでも辛抱強く関係をきらずに付き合っていくというのが、庶民の友情というものなのだ。

 彼らが「自分は決してずるいことはしない。他の人もそうすればいいのに」みたいなことを言うのを聞くと、「パンがないならクロワッサンを食べればいいのに」と言ったマリー・アントワネットかと思うことがある。だいたい、金も能力も社会的ステータスもある奴がずるいことをしないなんてのは当たり前なのだ。悪意のある奴に騙されたり、悪意はなくても無能な奴に足を引っ張られたり、みたいなことが日常茶飯事の世界で、エリートたちと正面から正々堂々と競争して勝てるはずなどない。しかたなく、エリートの目の届かないところでやっと切り開いたささやかなマーケットすら、後からやってきたエリートに「正々堂々と」奪われたりする。

 高度成長期の日本が一億層中流社会だったなんてのも、半分はウソだ。確かに、収入には大きな差はなかったかも知れないが、大卒と高卒以下、一流大卒と二流三流大卒では、社会的ステータスなどにことごとく差があったことは、山田太一氏の「不揃いのリンゴたち」などを見ればわかる。いくら収入に差がなくったって、平準化された価値観の中では、他人や異性の尊敬を得る立場の者は常に決まっており、かと言って、金以外の自分だけの価値観の世界に逃げ込むこともできず、誰もがラットレースを強制される。そんな世界がそんなによかったか?

 なぜ一番わりを食ってるはずの低所得層の若者が、市場原理主義・新自由主義の小泉政権を支持するのか、不思議でしょうがないとか言っている方々に教えてあげよう。彼らは、あなた方の考えるうす甘い妄想の世界が、決して自分達のためのユートピアではなく、やっぱりエリートのための世界でしかないということに、本能的に勘付いているのだ。

 …すんません。今日はかなり虫の居所が悪いようです(^^)。でも、まったくデタラメを書いてるわけでもないんですよ。エリート街道まっしぐらで、なおかつ、自分は弱者にやさしいいい人だと思い込んでる人、あなたは本当にその「弱者」が何を望み何を悩んで生きているか、わかっていますか?

| | トラックバック (0)

CNN Pipeline

 おお、いつの間にか、CNN でもリアルタイムのインターネット放送を始めていたのですね(これまで CNN はオンデマンド中心だった)。CNN International の番組をそのまま流してくれたりもしているようです。値段もなかなかお得な感じ。

 主なリアルタイムのインターネット放送を比較すると、こんな感じでしょうか。

 サービス名  放送局  言語 プレーヤー   料金  CM 内容 
ABC News Now  ABC 米語 ウェブ (MediaPlayer)

39.95 USD/年

4.95 USD/月

(ABC News Video On Demand の一部) 

 有

一般的なニュースのほかに、エンターテイメント、ゴシップ、健康、サブカル情報など、アメリカローカルな情報が多いのが特徴。アメリカの国内事情に興味のある人向き。

 (ABC News Video On Demand には、Good Morning AmericaWorld news TonightNightline20/20 などのオンデマンド放送へのアクセス権も含まれる。

BBC World Live  BBC 英語 RealPlayer

12.95 USD/月

(Real SuperPass の一部)

 無 ニュース中心。ABC とは対照的に、海外(イギリスから見て)ニュースが多いのが特徴。NHK 教育的な変な教養番組もある。
CNN Pipeline  CNN 米語 ウェブもしくは専用プレーヤー

24.96 USD/年

1.95 USD/月

 無 ニュース中心。CNN International の内容をそのまま流すプログラムも多数。

| | トラックバック (2)

Maid in Japan

 あのロイターが、こんなダジャレネタを。。。(^^)

| | トラックバック (0)

Dubai Ports World

 なんか、アメリカのメディアは、この Dubai Ports World の問題でもちきりみたいなんすけど、日本ではほとんどやんないですね。これほど温度差があるのも珍しいかも(^^)。

| | トラックバック (0)

敵を欺く奴は許せるが、味方を欺く奴は、やっぱり最低だ

 もうコメントすることもあるまいと思っていたライブドア問題ですが、「ライブドアに物申す!」の有識者コメントを読んでいたら、またちょっと言いたいことが出てきたので追加します(^^)。みなさんもウンザリされていると思いますが、どうかご勘弁を(^^)。

 ぼくが今回気になったのは、

 それに対して、「株式分割」「株式交換」「投資事業組合」などいわゆるグレーゾーンの問題はまた別である。松原隆一郎東京大学教授が言うように「資本主義そのものがルールのグレーゾーンを開拓するよう動機づけられている」のであって、法やルールの“想定外”のことを真っ先に(リスクを賭けて) “想定内”にしてしまった言わば先駆者が儲かるというのが資本主義の創造性の源泉の1つである。それが違法なのか倫理違反なのか、逆によい先例を作ったと誉められるのかは事後的にしか判定されず、まずいということになればルールが改定されることになる訳で、事実、株式分割は当局の指導で制限され、また「株券のペーパーレス化」によって株価吊り上げの道具とすることは封じられた。またニッポン放送株の買収の際に問題になった「時間外取引」も法改正で今では難しくなっている(高野孟氏)。

というご意見。

 実は、ぼくもこの主張は半分ぐらいは正しいと思ってるんですが、「株式分割」や「時間外取引」には当てはまっても、やっぱり「投資事業組合」には当てはまらないと思うんですよ。前にも書いたように、「株式分割」と「投資事業組合」の間には、株主に対する情報公開や合意形成の度合いの差があります。同じように、「時間外取引」と「投資事業組合」の間には、敵を欺くか味方を欺くかの差があると思うのです。

 市場経済は競争ですから、競争相手に勝つためには、ルールの範囲内で競争相手を欺く必要があります。たとえば、企業が新しいマーケットに進出しようと思ったとき、こっそり進出しては卑怯だからと言って、ライバル企業に事前に知らせてやるなんて企業はありませんよね。そんなことをすれば、勝てる競争も勝てなくなってしまいますから。フジテレビさんだって、新しい番組の企画を立てるときに、「うちの局では、次のクールにこの時間帯でこういう番組をやる予定ですから、ライバル局のみなさんも心してかかってきなさい」なんていちいち知らせたりしないでしょう(^^)? そういう意味で、「時間外取引」なんかは、野球で言えば「隠し玉」や「二段モーション」みたいなものだと思うんですよ。

 でも、「投資事業組合」を利用した自社株売買の場合、欺かれているのは、競争相手よりもむしろ、本来味方であるはずの自社の既存株主なんですよね。そういう意味で、これは野球で言えば、野球賭博がらみの八百長みたいなもんで、ワザ負けして年俸は減ったけど、その分ヤ○ザからお金貰ったからかえって儲かった、とか言ってるようなもんだと思うんです。八百長も、少なくともプレーだけを見て厳密に判定することは極めて難しいんだけど、だからといって、「うまくやった、好プレーだ」ということには絶対になりませんよね。それは結局、敵ではなく、味方を欺いているからです。

 だから、しつこいようですけど、一口にグレーゾーンといっても、それぞれ性質は微妙に違うのであって、ぼくに言わせれば、このような行為こそ、「ルール上はセーフでも倫理的には絶対アウト」なのです。もっとも、ホリエモン本人に、そういう微妙な差を識別するセンスがなかったらしいので、いまさらこんなことを言うのもちょっと虚しいんですけどね(^^)。

| | トラックバック (0)

やっと正月が終わった

 正月に録画しておいた「古畑任三郎ファイナル」と「土方歳三最後の一日」、ようやく観られました。

 古畑の方は、ありがちな双子トリックと思わせておいてもう一ひねり、というのがなかなかよかったですね。もっとも、記者会見で返答につまったあたりでいい加減気づいてしまいましたが、それまでも相当伏線をばらまいてあったのに、気づかせなかったのはお見事。三谷さんの場合、ギャグを利用して伏線を張ることが多いので、逆にブルガリのあたりでちょっと怪しいなとは思ったんですよね。でも、結局最後近くまでわからなかった。

 新撰組の方は、死に場所を求めていた土方が、最後の最後に新しい夢を見出して、その夢のために闘って死んでいくという、ロマンティシズムの極地みたいな話。ある意味ファンサービス的というか、本編で不完全燃焼だった土方ファンの、最後の残り火を一気に燃やしてあげたという感じでしたね(^^)。悪役っぽかった榎本武揚や大鳥圭介が、 結局いいやつになってしまうところも、いかにも三谷さん的。

| | トラックバック (0)

伝統の在り処

 昨夜の朝生は「激論!天皇」で、要するに、先月ライブドア事件でふっとんでしまった女帝・女系天皇論をやったわけですが、あんまり面白くなかったですね。まあ、(何度か書いたように)ぼく自身が天皇制に別に執着がないという理由もあると思いますけど、保守派の方々の伝統というものの捉え方にも問題があるような気がします。つまり、彼らが天皇制の存在理由を示すのに、とにかく伝統だから、という以上の理由をほとんど示せていないのね。だから、結局思考停止状態になってしまって、それ以上議論が深まりようがない。

 宮崎哲弥さんは、「理由を問えないから正統性 (legitimacy) なんだ」、とおっしゃっていましたけど、それは、政治権力の話でしょう? 政治権力の場合には、正統性に疑いが生じると権力闘争の原因になるから、権力闘争を防ぐためには、正統性に疑義が生じない決定方法がよいのだ、というのはよく言われることですよね。でも、現代の日本の象徴天皇制には、(少なくともタテマエ上は(^^))政治権力はないことになっているはず。

 たとえば、スポーツのルールなんかでも、なんでそういうルールなのかと言われても、そう決まっているからだ、としか答えようがない、というのも一面の真実です。でも、もう少し深く考えると、そういうルールにした方が、選手や観客がよりゲームを楽しめるから、という隠れた理由があるはずなんですよね。それは、身体化された暗黙知のようなもので、必ずしも論理的には語れないのだけれども、理由がないわけじゃない。むしろ、その理由は、選手や観客の心の中に隠れている、と言うべきでしょう。

 同じように、なぜ天皇制が必要か、それがどういう形でなければならないか、という理由は、天皇制を支持する保守派の心の中にこそ隠れているはずだと思うんですよ。彼らには、それこそを語ってほしかった。

 いや、天皇制に限らず、伝統の存在価値というのは、みなそういうものだと思うんですよね。単に、知識としてそれが伝統だから、というだけではなくて、それが自分の内部にある身体性や暗黙知と結びついたときに、初めて意味のあるものとなる。

 たとえば、子供の頃に海外で親と生き別れになって、外国人に育てられた日本人の子がいたとしましょう。その子が大人になって、自分が日本人だと教えられても、そのままでは単なる知識でしかないでしょう。でも、その子が生まれて初めて味噌汁を飲んで、それが自分にぴったりの味だと感じたとすれば、その味噌汁はその子のアイデンティティの基盤を構成する伝統としての意味を持ってくるかもしれない。

 逆に、いくら和食が日本の伝統だからと言っても、自分は日本人だから味噌汁を飲むべきだ、みたいに観念的に思い込んで、嫌いな味噌汁を無理して飲んだってしょうがないでしょう。だったら、もし学説が変わって、日本人は昔はパンを食べていたということになったら、お前はその日からパンを食い出すのか? それだったら、西洋かぶれでパンを食ってる奴の行動パターンとなんら変わらないじゃないか、ということになっちゃうわけ。

(もっとも、「伝統=物語」派にとっては、みんなが信じられる物語があればよいので、その物語の内容などなんでもよい、ということなのかも知れない。でもそれだと、歴史教育を操作して、日本人はアングロサクソンの子孫だった、ということに無理矢理してしまって、アングロサクソン文化万歳みたいな主張をしてもいいということになりますよね。「伝統=物語」派の方は、教育のためなら歴史を捻じ曲げても良いと思っていらっしゃるようだから。(^^))

 だから、天皇制についても、保守派の方々が揃いも揃って頭でっかちの変な理屈ばかりこねてるのは、失礼ながら、保守派の方々の精神の衰弱を示しているようにしか思えないのね。たとえば、Y 染色体が重要だとおっしゃる方は、知識ではなく、自分の実感として、天皇家の Y 染色体を持っている人と持っていない人の区別がつくのか。そういう人の前に立つと、自然と尊敬の念が沸き起こってくるが、そうでない人の前にたっても何も感じない、みたいなことがあるのか。それこそを語るべきでしょう。

 そういう内発的な理由が語られないから、とにかく天皇家を存続させること自体が自己目的化したような議論になってしまう。でも、それは、博物館のガラスケースの中の保存された遺跡のようなもので、もはや、同時代の生きた文化としては死んだも同然かも知れないでしょう。そこまでしなければ保存できないような文化を無理に生きながらえさせるために、多くの人の人権を踏みにじったりする必然性があるのでしょうか。

 結局、多くの日本人の間に、天皇の存在理由についての合意が自然と生まれるような状況でなければ、天皇制を存続させる意味などないのです。だから、保守派の方々は、くだらない技術論などやめて、あなた自身の内側に身体化された天皇の存在理由をこそ語るべきだと思います。そうすれば、天皇制の進むべき道も、おのずから見えてくるのではないでしょうか。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

やられた!

 キャサリン・ブラックリッジのあの本(残念ながら、ここに書けるような書名ではないので、興味ある人は検索してみてください。でも、内容は真面目な本なんですよ(^^))。いつの間にかベストセラーになってるじゃないですか。ぼくもどっかに売り込もうと思って、密かに狙ってたのになあ。。。(^^)でも、その手の本なら、実は他にもいろいろ目をつけているのはあるのだよ(^^)。早く売り込まなきゃね(^^)。

 ところで、原書には、思いっきり見えちゃってる写真があって、著者自身も序文で、この写真は日本語版ではカットされるかも知れない、みたいなこと書いてるんだけど、実際はどうなったのかなあ(^^)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国境を越えた美

 荒川静香選手、金メダルおめでとうございます。ぼくは鈍感なんで、友人に言われて気づいたんですが、「荒川選手の何が素晴らしいかと言って、これまで日本人は体型の面で西洋人とはハンデがある、といわれ続けて来た種目で、まさにその美しさで西洋人以上に評価されている、そのことが素晴らしいんだ」って言うんですよね。なるほど、確かにその通りだなあと思って。

 そういう意味では、イチロー選手が世界記録を更新したときと同じような感動がありましたね。どちらも、単に西洋人の猿真似をしたんじゃなくて、逆に、自分らしさを極限まで極めた結果として、国境を越えた普遍性を獲得したということですから。これは、陳腐な伝統主義とも安易な世界標準への追従とも違う素晴らしさだと思います。拍手。

 ワールドカップやオリンピックでの同国人に対する応援を、プチなんとやらとか言って揶揄する人もいるし、もちろん、そういう面もなくはないんでしょうが、国際共通のルールの元で競争して勝つということは、国民性・民族性を超えた普遍性に近づくということでもあるんで、だからこそ同じ国民・民族の心を打つ、ということもあるのではないでしょうか。と、今回改めて感じましたね。

(表彰台に並んでいるのを見たら、荒川さんはスルツカヤよりサーシャ・コーエンよりも背が高いんですね。)

| | コメント (0) | トラックバック (8)

大事なことは、みんな道草の途中で教わった

 こういうタイトルを最初に考えた人って、誰でしたっけ(^^)?

| | トラックバック (0)

健全なモダンは健全なポストモダンの下にこそ宿る

 とりあえず題名だけ思いついた(^^)。後で時間があるとき書きます。

| | トラックバック (0)

Maxima

 Maxima という GPL の数式処理システムをインストールしてみましたが、なかなかよいです。数式処理システムは、前から欲しかったのですが、どれも高いので購入を躊躇していて、Mathematica の廉価版の Mathematica CalcCenter というのが出たので、買おうかなあと思っていた矢先。でも、とりあえずこれと gnuplot でいいかなあ(^^)。

 微積分の教科書に載ってる、不定積分の問題をいくつか打ち込んでみたら、

(%i5) integrate(x*sin(x),x);
(%o5)           sin(x) - x cos(x)

(%i8) integrate((x+a)^-1,x);
(%o8)       log(x + a)

(%i3) integrate(1/(x^2+a^2),x);
          x
        atan(-)
          a
(%o3) -------
           a

うーん、ちゃんとあってる!(当たり前か(^^))

 こういうものの存在を前提にすると、数学のカリキュラムも変わるでしょうね。しかもタダなんだから。

 こういうことを言うと、いや、自分の手を動かさないと本当の実力はつかないとかなんとかいう人が必ずいるんですけど、何にでもメリットとデメリットはあるんであって、うまくいいとこどりをすればいいだけの話だと思います。

 たとえば、昔の人は、三角関数の値なんかも、いちいち自分で計算してたりしたんだけど、今は、研究者も含めて、誰もそんなことはやろうとしないでしょう? だからと言って、そういう人がみな、本当の実力がないとは言えないでしょう。いや、面倒だからやらないだけで、やろうと思えばできるんだとか言う人もいるかも知れませんが、じゃあ、そういう人は、パソコンの浮動小数点ライブラリが、どうやって三角関数を計算しているか、本当に知っていますか?

 え、テイラー展開みたいな級数展開で計算するんだろうって? 大ハズレです。実際には、ほとんどが近似関数を使って計算しています。級数展開は収束が遅いので(特に、テイラー展開は中心から離れれば離れるほど収束が遅くなる)、意外と計算コストがかかるし、浮動小数点数は、計算する前から必要な有効桁数が決まっているので、近似関数の方が向いているのです。(詳しくは、たとえば「初等関数の数値計算」一松信著などを参照)

 まあ、ぼくはたまたま仕事がらみでそういうことを研究したから、こんなトリビアを知ってるわけですけど、理工系の研究者でも、こんなこと知らないで使っている人はたくさんいるでしょうし、だからといって、そういう人が即無能だとはいえないでしょう。もちろん、ぼく自身も、そういうことを勉強することによって、数学に対する理解が深まったとは感じています。でも、だれもがそうしなければ理解できないとも思わないし、同じ程度の理解をするために最も効率のよい方法だとも思えません。

 話がはちょっとそれますが、最近は、数学の本にしても経済学の本にしても、ぼくらの若い頃にくらべると、ずいぶんとわかりやすく親切な本が増えましたよね。でも、そういうのを見て、こんな本では本当の実力はつかない、という方もおられる。でも、そういう意見は、相対評価と絶対評価を混同した意見であって、事態の一面しか捉えていないと私は思います。

 もちろん、おっしゃるとおり、そういう本ばかりいくら読んでも、プロの研究者になれるような実力は身につかないでしょう。なぜなら、プロの研究者になるための実力というのは、どこまで言っても相対評価であって、世の中の平均からの偏差がどれだけ大きいかということが問題だからです。そういう意味では、こういう気難しい方の意見も正しい。

 でも、逆に言えば、世の中全体の平均の教養レベルというのは、絶対評価で捉えるべきものなので、そういう意味では、「わかりやすく親切な本」の存在は、確実に教養レベルを向上させるのです。そしてそれは、プロの研究者を育てるのとはまた別の価値があるはずです。

 たとえば、株式市場の投機化や企業価値と市場価格の乖離の問題にしても、多くの個人投資家が、最低でも DCF 法のようなバリュエーションの方法を理解していれば、かなり改善されると思うんですね。でも、この DCF 法をちゃんと理解するには、無限等比級数の総和の公式を知っている必要があります。もちろん、理科系の人なら常識みたいな公式ですけど、文科系の人にとっては、必ずしもそうではない。

 ぼくも、ある文科系の友人に DCF 法を説明してみたことがあるのですが、結局理解してもらえなかった経験があります。もちろん、文科系といっても、決して頭の悪い人ではないのですが(少なくともぼくよりはずっと良い(^^))。

 あるいは、マクロ経済学の IS-LM 分析なんかにしても、無理に二次元の平面で説明しなくても、gnuplot かなんか使って、三次元空間にプロットしてぐりぐり動かした方が、よっぽどわかりやすいと思うんですね。 そして、IS-LM が常識ということになれば、金融政策なんかに対する世論形成にも、必ずや影響を与えるはず。

 そういう努力によって、世の中の平均の教養レベルというものは確実に向上するし、それは必ず、世の中をよい方向に動かします。ですから、知識人の皆さんは、今さら難解志向に走らず(もちろん、難解にしか書けないことは難解に書いてもよいですが(^^))、じゃんじゃんわかり易い本を書いていただきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コントロールキーが効かない

 コントロールキーがバカになってきた。コピペを多用するので、コピーされてなかったりすると、めちゃめちゃイライラする。やっぱ厄年だ厄年だ(^^)。

| | トラックバック (0)

資料が来ない。。。

 16 日に注文した資料がまだ届かないよお。。。月曜日に来ても遅いんだけどなあ。。。

 amazon.co.jp のマーケットプレイスは、人によって発送の迅速さに差があるんだよね。早い人はメッチャ早くて、amazon に新品を注文するより早いくらいだけど、遅いときは 4、5 日かかる。

 だから、仕事の資料を頼むのは、結構バクチなんだよね。わかってんだけど(^^)。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

WhiteTV は便利だ

 そうか、デスクトップ PC の VRAM が腐ったんでテレビが観れないと思っていたけど、WhiteTV でノート PC に転送すれば観れるんですね。やっぱ、このソフト便利だわ。最近バージョンアップしてくれないけど。

| | トラックバック (0)

メモリ嫌い

 「float 嫌い」はちょっと年寄りの自慢話臭かったので、今度は失敗談を一つ(^^)。

 float が嫌いだったころのぼくは、アセンブラでコードを書くときに、メモリにアクセスするのも嫌いでした。なぜかというと、8086 のころは、レジスタアクセスとメモリアクセスのクロック数に結構な差があって、わざわざアセンブラでコードを書く以上は、少しでもクロック数の少ないコードにすることに命をかけていたからです(^^)。

 8086 には、ax、bx、cx、dx、bp、sp、si、di と名前の違うレジスタがたくさんあって、それぞれ微妙に使い勝手が違うのです。いい加減忘れましたけど、ループのカウンタには cx しか使えなかったり、配列のインデックスには si、di しか使えないとかいろいろあったのね。だから、効率的にレジスタを使うには、職人芸的な使い回しが必要でした。

 あるとき、ありったけのレジスタを使っても、中間結果をすべて保存しきれないことがありました。そのとき、ふと思ったのです。「この sp というレジスタは変更しちゃいけないと思い込んでいたけど、考えてみたら、関数の入口で中身をメモリに保存しておいて、関数から抜けるときに戻しとけばいいんじゃないの?」。

 当時のぼくは、これが素晴らしい思いつきのような気がして、早速そういうコードを書いてみました。ところが、そのコードを実際に動かしてみると、うまく動くこともあるのですが、たびたび暴走する。しかし、コードをいくら眺めてみても、原因がわかりません。そこで、デバッガでトレースしてみると、メモリの内容がいつの間にか破壊されていることがわかりました。

(すでにオチがわかってしまった人、そんなに笑わないで! わからない人は、ここでちょっとオチを考えて見ましょう。勉強になるかもよ(^^)。)

 混乱したぼくは、先輩に聞いてみました。

「このマシン壊れてるんじゃないかと思うんですけど。だって、何もしないのに、いつの間にかメモリの内容が変わってるんですよ」。

 その先輩は、ぼくのコードをしばらく眺めてから、こう言いました。

 「バカだなあ。スタックポインタを勝手に動かしたらだめだろ。」

 「え、でも、関数から抜けるときには元に戻してるんですよ。」

 「ダメだよ。割り込みかかったらどうするんだよ。」

 そう。愚かな私は、ハードウェア割り込みというものの存在を知らなかったのでありました。お後がよろしいようで(^^)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

float 嫌い

フルスクラッチによるグラフィックスプログラミング入門  amazon.co.jp で「フルスクラッチによるグラフィックスプログラミング入門 」という本を見つけて、ある種の感慨を覚えました。というのも、ぼくは若いころ、まさにこのようなグラフィック・ライブラリをゼロから作るような仕事を主にやっていたからです。

 その頃凝っていたのが、いかに浮動小数点を使わずにコードを書くかということ。というのは、その頃の CPU には、浮動小数点計算用のコプロセッサが装備されていなかった(もちろん、そういう計算をやってくれるグラフィック・ボードなんてものは陰も形もなかった!)ので、コードに浮動小数点の計算が入ると、格段にパフォーマンスが落ちるからです。

 その結果、努力の甲斐あって、最終的には、画像の回転、ベジエ曲線や B スプラインの描画など、すべて整数演算だけでやるアルゴリズムを開発しました。と書くと、ちょっとわかっている人だと、「回転なんて、三角関数が必要だから、無理に決まってんじゃん」などと思ってくれるかも知れませんが、それが甘い(^^)。

 そもそも、浮動小数点数などと言っても、実際には、普通の整数と変わらないビット列なのであって、それを計算する側の解釈で小数だとみなしているにすぎません。ですから、少なくとも「無理に決まっている」などということはないのです。また、浮動小数点演算ライブラリというのは、起こりうるあらゆる浮動小数点演算を想定して、その全体に対して最適化されているので、特定の種類の演算については、必ずしも最適とは言えないことがあるのです。

 たとえば、似たような桁数の小数の加減算だけしかやらないとあらかじめわかっていれば、固定小数点で計算した方が遥かに効率がよいでしょう。つまり、12.345 + 67.89 だったら、12345 + 67890 = 80235 とやってから、表示するときに小数点を挿入して 80.235 とやれば、整数だけしか使わないで計算することができます。

 もう一つ、大きなヒントになったのが、直線を描画するための有名な「ブレゼンハムのアルゴリズム」というやつ。これは、コードだけを見てもなんのことだかわかりにくいかも知れませんが、本質的には、有理数の演算を、「固定分母の分数」に直してやっているのです。 

 たとえば、(0, 0) と (4,3) を結ぶ直線を引く場合、x 座標を 1 ずつ増やしながら、対応する y 座標を計算していくことになります。この直線の傾きは 3/4 ですから、x が 1 増加すると、y は 3/4 増加することになります。これを、0.75 ずつの増加とやってしまうと、浮動小数点が必要ですが、3/4 という分数のままで計算すれば、浮動小数点は必要ありません。

 さらに、汎用的な分数演算パッケージだと、3/4 + 3/4 = 6/4 = 3/2 と約分されてしまいそうですが、考えてみると、今後も加算するのは 3/4 ばかりなのですから、こんな約分はしない方が効率的です。したがって、分子だけを加算していって、分子が分母を超えたら、1 繰り上がるという処理をすればよい。これが、ブレゼンハムのアルゴリズムの本質です。

 このことに気づいたとき、この原理がいろんなアルゴリズムに応用できるということに気づきました。ベジエ曲線なんかも、基本的には有理数の演算なので、分数演算に直せます。さらに、ベジエ曲線は、有限次元の多項式ですから、高階の差分をとっていくと、いつか定数項だけになります(離散数学に疎い人は、テイラー展開を思い出そう。本質的には、あれと同じことです。ただ、微分だと、微分方程式の数値解法と同じことになって誤差が出るので、差分で厳密に計算するわけ)。したがって、掛け算も必要なくなります。また、分母は刻み幅を決めているだけですから、2 の n 乗になるように勝手に決めてしまえば、最後に分母で割るところすらもビットシフトに直せます。したがって、最終的には整数の加減算だけで描画できるのです。

 ただ、当時の文献には、ベジエ曲線の差分展開の式などどこにも載っておらず、計算の苦手な私は、この差分展開の式を、計算用紙数枚を費やして、やっとのことで導き出した記憶があります。このアルゴリズムを、当時の 8086 か 80286 ぐらいのマシンで動かしたところ、それまで描画する過程が見えるくらい遅かったベジエ曲線の描画が、一瞬でできるようになり、めちゃめちゃ感動しました。もっとも、同じ分野で仕事をしている同僚がいなかったので、他のプログラマは、私がなんでそんなに興奮しているのか、まったく理解できなかったようですが。。。(^^)

 ここで、「ベジエ曲線は確かに有理数だけで計算できるけど、画像の回転は実数計算が必要じゃないの」と思った人、やっぱり甘いです(^^)。だって、浮動小数点数なんていったって、有効桁数は有限なんだから、厳密な意味で言えば実数ではなく、結局は有理数の近似計算なんですよ。もっとも、e-30 とかになると、分母や分子の桁数が大きくなりすぎて実用的ではありませんが、幸い、画面上のビットマップ座標にも、色空間の座標にも、どうせそんな数字は出てこないのです。ですから、分数でも、少なくとも浮動小数点パッケージと同じぐらいの精度で計算することは十分可能なのです。

 今や、一般のプログラマにはまったく必要なくなってしまった obsolete な技術ですが、物好きな人は、頭の体操として考えてみてはいかがでしょうか(^^)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

電子メールの証拠能力

-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE-----
Hash: SHA1

 なんか、電子メールに証拠能力があるとかないとか騒いでいるようですが、
ウチらに言わせれば、今頃そんなこと言ってんのかよ、という感じである。

 何度も書いたけど、このような問題は、電子署名を使えばかなりの部分解決
する。公的な認証機関が認証した電子署名で署名したメールを送れば、その内
容が改竄されていないということは簡単に証明できるし、メールを受け取った
方も、元のメールを引用して自分の回答を付け加え、その全体に電子署名をし
て返送すれば、相手が自分の依頼を承認したという十分な証拠になる。

 そうじゃなくて、もっとシステム全体の信頼性を高めよ、みたいな主張もあ
るようだが、もともとインターネットは分散アーキテクチャで、集中管理され
ていないところによさがあるのだから、信頼性についても集中管理するような
方式はなじまないのである。その点、電子署名なら、途中のシステムに依存せ
ず、エンドユーザーだけで信頼性を確保できるのだ。

 この電子署名、outlook にも Becky!
にもかなり前から実装されているのだが、そのこと自体知らない人が多いので
ある。ぼくも、請求書なんかを送るときは電子署名つきのメールで送ってみた
りするのだが、相手が気づかないで無視されることがほとんど。

 さらに、これもほとんど認知されていないが、電子公証システムというもの
を使えば、合意内容や成立日付に第三者の保証をつけるということも可能であ
る。 言わば、公正証書の電子版というわけだ。

 今や、ビジネスの現場でもメールだけで話が進行して、請求書や領収書まで
メールですませたりしてる人が多いんだから、もっとこういうのを活用したほ
うがいいと思うんだけどなあ。。。

-----BEGIN PGP SIGNATURE-----
Version: PGP 8.1

iQA/AwUBQ/ZwIAz4OQK/dcZAEQKs/wCfbfrV5lxdY+icX9DXL+bLm2ULaRUAn1on
6jQBc00yAoXHyyIv5xmItgI/
=n1Rg
-----END PGP SIGNATURE-----


ちなみに、PGPというソフトで署名すると、こんな感じになる。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

VRAM 腐った

 デスクトップ PC の VRAM が腐ってしまったようです。何が表示されてるんだかよくわからないので、操作しずらい。テレビもパソコンで見ていたのでテレビも観れなくなってしまいました(ちょうどいい機会だから、しばらくテレビ観るのをやめてみようかな(^^))。まあ、仕事はノート PC でできるからよいのですが。

 今忙しくて、ちゃんと調べてるヒマもないけど、グラフィック・カードを交換しないとダメそうですね。ひょっとして、ノート PC から WinVNC 経由で操作すればいいかと思ってやってみたのですが、やっぱりダメでした。このソフトも、フレームバッファを直接読んでるだけなのね。

 同年の友人から言われるまで気づかなかったのすが、今年は大厄なんだよね(歳がバレる(^^))。もともと、そういうのを気にするほうではまったくないんだけど、考えてみると、今年に入ってロクなことがない。具体的には書けないけど、仕事関係でも売掛金が回収できなかったり、そのせいで他の仕事が遅れたり(もっとも、ライブドアショックの被害はほとんどなかったけど(^^))。。。やっぱり、厄払いに行こうかなあ。でも、それもなんだか口惜しいのだ(^^)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

期待は高く、でも距離感をわきまえて

     そろそろだと思っていましたが、オリンピックの日本選手に「期待しすぎ」という論調が出てきましたね(^^)。でも、ぼくは、期待すること自体が悪いんじゃないと思うんです。

     関係者はともかく、一般の人たちが期待するのは、お笑い用語で言えば「前フリ」みたいなもので、応援という行為を楽しむための準備なんです。この準備があるからこそ、期待通りになれば喜び、期待を超えればさらに驚き、期待を裏切られればがっかりする、というような落差を楽しめる。だから、応援する方から見れば、期待してナンボ、というところがあるんですね。

     どーせダメでしょ、とかクールに思いながら応援してても、盛り上がらないじゃないですか。だいたい、株やギャンブルや天気予報じゃないんだから、オリンピックのメダルの数なんて、「正確」に予想したってたいした意味ないでしょ? (^^)

     ぼくがむしろ問題だと思っているのは、ただ応援してるだけの野次馬で、なんら利害関係などなく、個人的に選手に協力したりしているわけでもないのに、「期待」通りの演技を見せられなかった選手を過度にバッシングするというような風潮です。「応援してやったのに」とかさ (^^)。ぼくに言わせれば、それは単なる勘違い。ぼくら野次馬は、勝手に期待して勝手にがっかりしていればよいのです。それが野次馬なりの美学というものだと思う。

     かつては、そういう何か勘違いしたような報道も多かったので、それが嫌いでしょうがなかったけれど、最近はむしろそういう傾向は減ってきたように感じます。(松岡さんなんかも、応援はすごいけど、ダメだった選手をムチ打つようなことは絶対にしないでしょ?)その距離感がわきまえられるのだったら、期待や応援はどんどんしたらいいと思うのだ。

    (カーリングって、ルールがわかってくると、結構面白いですね。よく「あれがスポーツか?」とか言ってネタにされるけど、あのスイーピングがかなりの重労働で、腰を痛める人もいるんだって。)

| | コメント (0) | トラックバック (12)

へんな理屈

     この「情報化社会の基盤」という記事、おかしくないですか。

     ソフト万能の時代だというが、実はソフトからハードへの回帰が始まっているのだというお話なのですが、その根拠が、シリコンを使った計算機の計算能力の限界なんだそうな。

     でも、そんな限界を超えた計算機が必要なのは、そういう計算能力を必要とするソフトに対する需要があるからじゃないですか。そしたら、そういうハードに対する需要を引っ張るのはソフトに対する需要なんだから、一方的にハードに回帰するわけないでしょう。それだけ高速な計算能力を必要とするソフトというのは、それだけ複雑なんだから(単純計算をとにかく高速に繰り返すみたいな応用もないわけではないが、ごく一部でしょう)、ハード開発部門だけに投資が行くのは変でしょう? そもそも、ソフト万能といわれてきた時代だって、インテルとかモトローラとかは地道に技術開発を続けてきたわけで、その方法がシリコンから他のものにシフトするってだけじゃないでしょうか。

     だいたい、ソフト屋とハード屋という二分法自体が、そろそろ古くなりつつあるんじゃないでしょうか。今や、ハード屋さんの仕事だって、半分くらいはソフト開発になりつつあるし、基礎研究だってソフトを使ってシミュレーションでやってたりするんですから。今は、シリコンチップの設計も、シリコンチップを製造する工場の設計も、みんなソフトでやってるし、そのソフト自体だって、「ハード屋さん」が自分で作ってたりするんですよ。ご存知?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お口で占いさせてください…。

 かなり sexually explicit&offensive です (^^ゞ。


初めまして、私は27歳で竹下歩美といいます。
実は私、占いの勉強をしており、貴方を占わせて欲しいのです。
ただ、その占いというのが率直に言いますと○○○を口に含み、こねくり回さなければ出来ないのです。
突然、こんな話しをされて引いてしまうかもしれませんが真実なんです。




それは1年前の夏の出来事なのですが、当時付き合っていた彼と○○○しているときに、
「歩美、俺の○○○○ながら、○○○○してよ」って彼に言われたんです。
初めは彼に言われるがままだったのですが、
実際にやってみると思いのほか○○○しまって、いつも以上に○○○○○なってしまったんです。。
そして○○に達したその時、なにか今まで見たことのないイメージが沸いてきて……。
いまの私と同じ行為を別の女性がしているイメージが浮かんできたのです。
彼女も○○○をしながら、○○○を触っていました。
その女性が誰なのか、直感的にわかりました。その女性は彼の前の彼女でした。
私は途端に凄く冷めてしまって、、彼には話しませんでしたが…。
その後、彼とは別れました。
以来、好きな人とすると必ずそういったイメージが見えるようになったのですが、
面識の無い他の方で試してみたいんです。
この話は、まだ誰にも話したことがありません…というより知人には話せません。
なので、お互い秘密厳守で協力してもらえないかと思いメールしました。
もちろん、少ないかもしれませんが謝礼も考えています。
もし、承諾していただけるなら、簡単な貴方のプロフィールをいただけないでしょうか?
私も送ります。


お前はエロライノベの登場人物か(^^。なんか、「家族八景」のポルノ版みたいなのが書けそう(^^)。

| | トラックバック (0)

阿佐田哲也氏の作風変化への勝手な思い入れ

  私は、生前の阿佐田哲也氏のファンだったのですが、氏の数多くの作品の中でも、「ドサ健ばくち地獄」という小説には特別な思い入れがあります。

 と言っても、この作品が特別に傑作というわけではありません。いやむしろ、娯楽小説としては、阿佐田作品の中でも出来の悪いほうだと思う。

 なぜかというと、とにかく陰惨で救いのない小説なのです。登場人物は片っ端から破滅して行き、その描き方も、「麻雀放浪記」のような愛情は微塵も感じられない突き放した描き方。最後に勝ち残った登場人物達も、結局は「バクチは虚しい」という感慨を残して去っていく。

 同じ破滅的な主人公を描いても、ロマンティシズムに溢れた「麻雀放浪記」に比べると、「ドサ健ばくち地獄」は徹底的に乾いています。ばくち打ち特有の酷薄な人間関係が淡々と書かれるだけで、ライバルとの闘いに闘志を燃やすとか、屈折した友情が芽生えるとかいうこともないし、もちろん、甘酸っぱいロマンスもない。クライマックスもカタルシスというより拍子抜けの感じ。娯楽小説家として比類のない阿佐田氏の能力を考えると、私には、それが単なる計算違いとはどうしても思えないのです。

 思い出してみると、生前の阿佐田氏は、「麻雀放浪記」の影響を受けた将来性ある若者が、海のものとも山のものともつかない麻雀界に飛び込んでくることを憂慮する発言を何度かしていました。これは、私の勝手な想像ですけど、この「ドサ健ばくち地獄」という作品は、そういう阿佐田さんの贖罪の気持ちから生まれた作品ではないでしょうか。

 バクチなんて、そんなに美しいもんじゃない。本当のバクチの世界というのは、もっと陰惨で救いのない世界だ、ということを自ら描いてしまうのは、バクチ小説家としてはほとんど自殺行為です。にもかかわらずあえてそれをやった阿佐田さんの心情を勝手に想像すると、私は阿佐田さんがますます好きになってしまうのです(^^)。

 その後の阿佐田氏の作品は、それまでピカロとして捉えられていたバクチ打ちを、むしろピエロとして捉えなおし、ユーモラスに愛情を持って描くというような作風に変わって行きます。ここにも、単に突き放すだけでは、「彼ら」に対する裏切りではないか、というような阿佐田さんの心境の変化が読み取れるような気がしてなりません。

 これはみんな、私の勝手な思い込みなので、阿佐田文学研究家の方から見たら、そんなのは全然違うとお叱りを受けるかもしれません。そんときはごめんなさい(^^)。

| | トラックバック (0)

幸福メール

素晴らしい無料の出会いを提供してます。
このメールを受け取ったあなたは、永久の幸福をゲットいたしました。
18世紀ブルボン朝のフランスの宮廷で行われた幸せを呼ぶ不思議な祈りのパワーの下に行われた出会いの会をそのままこのサイトに取り入れました。
幸運を呼ぶ歴史あるこのメールを受け取ったあなたに、不思議なパワーの素晴らしい出会が待っています!
登録料無料で一回最低2時間のデートで月30万が最低限のラインなので、女性に
よってはそれ以上の逆サポが期待できます。
   
http://studio-rain.cocolog-nifty.com/blog/
さらに、真剣な交際を希望される方のために、無料で貴方のお住ま
いの近くの女性セレブを無料で検索する新しいご紹介サービスを提
供いたします。
   
http://studio-rain.cocolog-nifty.com/blog/

また、安定した収入を求めるあなたに女性との年棒制や複数年契約も用意しています!
登録するだけで、そのような女性を提供いたします。登録は無料です。

お手数ですが配信拒否な方はこちらまでお願いします。


 どのへんが「不思議なパワー」なんだろう(^^)。

| | トラックバック (0)