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ピンとこない格差社会論争

 格差社会関係の議論は、わりとチェックしている方だと思うんだけど、どうもピンときません。まあ、ぼく程度で下流と言ってしまっては逆にずうずうしいのかもしれないけど、少なくとも上流ではないと思うので、下流側の意見として書きますけど、たとえば、こういう意見ってないのかなあ。

 ぼくがなぜ中流社会がイヤかっていうと、その方がしんどそう、というか、ぶっちゃけサボれなさそうだからなんですよね (^^)。だって、実際には個人の能力には差があるのに、金銭的待遇はだいたい同じだとすれば、その分絶対精神的プレッシャーが大きいはずじゃないですか。言い換えれば、頭のいい奴とか体力のある奴とかに、「おまえもっと頑張れよ」みたいなうっとーしーこと言われてイビられなきゃなんないわけでしょ? で、結局そーゆう能力格差を補うためには、その分「努力」ってやつをするしかないわけじゃん。そんなのやだもん (^^)。

 逆に格差社会だったら、サボっていても、本人が低所得に甘んじているだけで許されるわけじゃないですか (^^)。「おまえもっと頑張れよ」と言われたら、「こんな収入でそんなに頑張れるかいっ!」って言い返せるし。そんで、ぼくがサボっている分も、能力のある人が寝食を惜しんで働いてくれて、社会に必要な生産をしてくれて、税金もたくさん払ってくれるわけでしょ。しかも彼らは、ぼくのような怠け者に文句を言うこともなく、高級車に乗ったり大邸宅に住んだり、美男美女と鍋パーティをやるぐらいで満足してくれるんだもの。シメシメ、じゃなかった、こんなにありがたいことはないじゃないですか。

 …みたいなこと考えてる能天気な怠け者って、ぼくだけなのかなあ (^^)。え、そんなことはみんな知ってるのに、わざと言わないようにしていたんじゃないかって? ごめんごめん。いや、もちろん負け惜しみですよ (^^)。

 というのは半分冗談ですけど、格差社会に関する議論って、なんかみんなピントがはずれてるような気がしてしょうがないんですよね。もうちょっと議論を整理する必要があるんじゃないかなあ。

 少なくとも、金を持っている人が、その分市場からたくさん財を購入できるというだけなら、格差なんてたいしたことないと思うんですよね。だいたい、限界効用逓減の法則が正しいとすれば、金持ちっていうのはもともと割に合わない種族なんですよ (^^)。ただ実際には、金のあるところに権力や愛 (つまり美男美女) も集まってきたりするから、問題があるとすればそっちの方でしょう。でも、最近の子は、そういうイヤらしいところも意外とないように見えるんで、外車乗り回して喜んでるくらいならいっそ微笑ましい、とか思ってしまう私は、やっぱり能天気過ぎるのかしら (^^)。

 でも、前にも書いたけど、社会問題をみんなお金の問題に還元してしまうのは、裏返しの拝金主義に過ぎないと思いますよ。ほんとにお金より大事なものがあると思っているなら、金の差の問題でそんなに大騒ぎするのはおかしいでしょ? 違うかなあ。これも何度も書いたけど、一番大切なことは、金で買える領域と買えない領域の線引きだと思う。

 …まあでも、この文章を読んでもわかるように、金銭欲の少ない奴というのは、実はけっこうやな奴であって、金銭欲のある奴の方が、社会的には「いいやつ」であることが多いと思いますね (^^)。金銭欲と言うのは社会的な欲望ですが、金で買えないものに対する欲望と言うのは、どっちかというと個人的な欲望ですからね (^^)。でも、人間は結局、個人的な欲望を完全に捨て去ることはできない、ということなんだと思うんです。

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