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小選挙区制ってそんなにダメかなあ・続

 小選挙区制がなかなか奥深いと思うのは、形式的にはあくまで政治家個人を選ぶようになっているところです。つまり、二大政党制になりやすいとか、マニフェスト選挙だとかいうのは、あくまでデファクト・スタンダードであって、制度的にそうしなければならないと規定されているわけではないわけです。

 そうすると実は、有権者は、緊急のイッシューがあるときには、直接政策を選択するようなマニフェスト選挙にのっかることもできますが、そうでないときには、政治家個人の見識に選択をゆだねるような選択をすることもできるはずなんです。

 つまり、小選挙区制だと、オートマチック・モードとマニュアル・モードをユーザー自身が切り替えるような使い方ができるわけです。このカスタマイズ性というのも、小選挙区制の大きな利点の一つだと思うのです。

 その伝でいくと、中選挙区制は、オートマチック・モードだけでマニュアルのない車のようなものだと言えるかもしれません。そう考えれば、右肩上がりの時代にはそれほど問題なく機能したということも納得できそうです。

 小泉氏の「郵政解散」なんかも、「マニュアル・モードに切り替えろ」というシステムからのアラートにみたててみると面白いかもしれませんね。ここで重要なのは、アラートというのは、あくまで警告にすぎず、実際にマニュアルに切り替えるかどうかの判断は、あくまでユーザー (=有権者) に委ねられているということです。そして、多くの有権者は (私も含めて (^^)) それにのったのでした。

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