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しつこいようですが。。。

 昨日の「日本の、これから」は「アジアの中の日本~戦後60年・互いの理解をどう深めるのか~」というテーマで、つい最後まで観てしまったのですが、靖国参拝の問題では、やっぱりフラストレーションを感じてしまいましたね。

 こういう複雑な国際問題をたとえ話なんかに矮小化すると、いろいろと問題があることはわかっているのですが、たとえば、自分が交通事故を起こしてしまったとして、賠償は済んでいて法律的には決着がついてるからとか、加害者と被害者の間には決定的な断絶があってどうせ理解しあえないのだからとか言って、見舞いに行かないとかのは確かにおかしいですよ。

 だからと言って、見舞いに行きもしないうちから、車で事故を起こしたのだから、お見舞いには車で行くべきじゃないとか、バスも車の一種だから電車で行くべきだとか、電車も広い意味で交通機関だから徒歩で行くべきだ、みたいなことを延々と議論しているのも変でしょう? そんな暇があったら、一回でも多くお見舞いに行けよ、みたいな(^^)。

 そこで仮に、被害者から、お前は二度とハンドルを握るな、と言われたとしましょうか。その答えだって、唯一絶対の答えがあるわけじゃないでしょう。F1 レーサーでドライバーが自分の生き甲斐だという人や、運送屋でドライバーをやらないと家族を食わせていけないみたいな人は、どうか続けさせてください、と言うかもしれないし、単なる休日ドライバーなら、はいやめます、って言うかもしれないし。

 要するに、もともと、宗教というのは非合理な要素を含んでいる上に、被害者との和解というのは感情の問題でもあるわけだから、理屈で唯一絶対に正しい方法を決められるという発想自体に無理があると思うんですよね。

 あと、宗教を完全なアンタッチャブルな領域みたいに扱うのも変でさ、キリスト教だって堕胎や同性愛を許容する教派もでてきてるし、イスラム教だってトルコみたいな世俗主義もあるし、本当に社会に根付いた宗教って言うのは、時代に合わせて変わっていくものでしょう? 

 だから、靖国神社の関係者や遺族の方の感情からして、どこまで妥協できるのかみたいなことだってもっと探るべきだろうし、もちろん、中国や韓国の人にもっと真意を説明した上でどこまで妥協してくれるのかも探るべきだろうし。

 まあ、番組自体はわりと希望のある感じで終わったけど、ああいう不毛な議論を延々やってる人を見てると、結局あんたら権力闘争が好きなだけなんじゃないの? と思ってしまうんだよね~(^^)。まあいいや。そういう人たちはほっといて、みなさんもっと生産的な努力をいたしましょうね。

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