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ロンボルグ対ポープ

 Foreign Policy という雑誌に、ロンボルグ氏とカール・ポープ氏(環境保護団体「シエラクラブ」の事務局長)の対論(The State of Nature) が載ってますね。

 ロンボルグ氏は、いつものように環境問題には「ソフィーの選択」が必要だと。ポープ氏は、ロンボルグ氏のデータを、エンロンのような「粉飾決算」だ、てなことを言っているようでありますが、何が「帳簿外取引」であるのかあんまり示せてないような。結局、なんかぜんぜんかみ合ってないような気がします(^^)。

 副題がなかなかレトリカルなので、引用しときます。

  • Our Roof Is Caving in (ポープ)
    • 「(空が落ちてきたのではなく、)天井がへこんでいるだけだ」
      • 空が落ちてきたのであれば逃げるしかないが、家の天井がへこんでいるだけなのだから直せばいい、という意味。
  • Let’s Try Priorities, not Propaganda (ロンボルグ)
    • 「プロパガンダをやめて、優先順位をつけよう」
      • ロンボルグ氏の十八番。P で始まる言葉を重ねている。
  • Stop Cooking the Books (ポープ)
    • 「粉飾決算をやめろ」
      • ロンボルグ氏のデータは、辻褄が合っているように見えるが、「粉飾決算」みたいなもので、「帳簿外取引」がある、と言いたいらしい。
  • Sophie’s Choice Is Real (ロンボルグ)
    • 「ソフィーの選択は現実だ」
  • Fighter Jets and Other False Choices (ポープ)
    • 「戦闘機をはじめとする間違った選択」
      • 戦闘機というのは、アメリカがパキスタンに販売した F-16 のこと。そんな金があるなら、環境問題に使え、と言いたいらしい。
  • Tilting at Windmills (ロンボルグ)
    • 「敵を見誤るな」
      • 風車と闘ったドン・キホーテの故事から来た言葉。同時に、火力発電所を風力発電所に取り替えろ、というポープ氏の言葉にもひっかけている。
  • Don’t Treat the Earth Like Enron (ポープ)
    • 「地球をエンロンみたいにするな」
      • エンロンというのは、もちろんあのエンロンのこと。先の「粉飾決算」という表現にからませている。
      • この中に出てくる Dr.Pangloss というのは、ヴォルテール戯曲の登場人物らしいです(無教養なので知らんかった。ヤバイね(^^))。
  • Less Charming, but Honest (ロンボルグ)
    • 「カッコ悪くてもいいから正直になれ」
      • ポープ氏のような環境保護論者が、耳ざわりのいいスローガンにばかりこだわることを批判している。

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