ロンボルグ対ポープ
Foreign Policy という雑誌に、ロンボルグ氏とカール・ポープ氏(環境保護団体「シエラクラブ」の事務局長)の対論(The State of Nature) が載ってますね。
ロンボルグ氏は、いつものように環境問題には「ソフィーの選択」が必要だと。ポープ氏は、ロンボルグ氏のデータを、エンロンのような「粉飾決算」だ、てなことを言っているようでありますが、何が「帳簿外取引」であるのかあんまり示せてないような。結局、なんかぜんぜんかみ合ってないような気がします(^^)。
副題がなかなかレトリカルなので、引用しときます。
- Our Roof Is Caving in (ポープ)
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- 「(空が落ちてきたのではなく、)天井がへこんでいるだけだ」
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- 空が落ちてきたのであれば逃げるしかないが、家の天井がへこんでいるだけなのだから直せばいい、という意味。
- Let’s Try Priorities, not Propaganda (ロンボルグ)
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- 「プロパガンダをやめて、優先順位をつけよう」
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- ロンボルグ氏の十八番。P で始まる言葉を重ねている。
- Stop Cooking the Books (ポープ)
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- 「粉飾決算をやめろ」
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- ロンボルグ氏のデータは、辻褄が合っているように見えるが、「粉飾決算」みたいなもので、「帳簿外取引」がある、と言いたいらしい。
- Sophie’s Choice Is Real (ロンボルグ)
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- 「ソフィーの選択は現実だ」
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- 「ソフィーの選択」はウィリアム・スタイロンの小説から来た言葉(同題の映画もあり)。二人の子供のどちらを生かすかを自ら選ばなければならなかった親の話である。つまり、重大だが避けられない二者択一のこと。
- Fighter Jets and Other False Choices (ポープ)
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- 「戦闘機をはじめとする間違った選択」
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- 戦闘機というのは、アメリカがパキスタンに販売した F-16 のこと。そんな金があるなら、環境問題に使え、と言いたいらしい。
- Tilting at Windmills (ロンボルグ)
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- 「敵を見誤るな」
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- 風車と闘ったドン・キホーテの故事から来た言葉。同時に、火力発電所を風力発電所に取り替えろ、というポープ氏の言葉にもひっかけている。
- Don’t Treat the Earth Like Enron (ポープ)
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- 「地球をエンロンみたいにするな」
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- エンロンというのは、もちろんあのエンロンのこと。先の「粉飾決算」という表現にからませている。
- この中に出てくる Dr.Pangloss というのは、ヴォルテールの戯曲の登場人物らしいです(無教養なので知らんかった。ヤバイね(^^))。
- Less Charming, but Honest (ロンボルグ)
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- 「カッコ悪くてもいいから正直になれ」
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- ポープ氏のような環境保護論者が、耳ざわりのいいスローガンにばかりこだわることを批判している。
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