« shoot-to-kill | トップページ | NHK番組改変問題の総括 »

The Economist では

 The Economist にも、この誤射事件に関する論評が出てますね。さすがに、

However, his officers' shooting of an apparently innocent man may undermine any hopes of improved co-operation―though things would have been far worse had he turned out to have been a Muslim.

(拙訳)けれども、この警官による、無実と見られる人間の射殺事件は、(イスラムコミュニティとの)協力関係の促進を妨げる可能性がある。もっとも、被害者がイスラム教徒だったら、事態はさらに悪化していただろうが。(仮定法過去完了ってやつです(^^))

と控えめながら指摘しています。確かに、被害者がイスラム教徒でなかったのは、不幸中の幸い、と言っては怒られるかもしれませんが。

 結論部分はこうです。

However, stringent measures are already in place in Britain so it is unclear how much reassurance such new laws would give the public. Worse, there is a risk that, if such laws are hastily drawn up and indiscriminately applied, they would further alienate young British Muslims. If so, they could be every bit as counterproductive as some of the measures introduced by past British governments, supposedly to prevent Irish republican terrorism, which only served as a recruiting-sergeant for the IRA.

(拙訳)けれども、イギリスではすでにかなり厳しい対策がとられているので、このような新しい法律が、市民の不安をどれだけ和らげることができるかは定かでない。その上、もしこのような法律を拙速に制定し無差別に適用すると、イギリスの若いイスラム教徒は、今以上に疎外される危険がある。そうなれば、この法律は、かつてイギリス政府がIRA のテロを防ぐために導入したが、結局 IRA のメンバーを増やすだけに終わった対策と、同じぐらい逆効果になるかもしれない。

 9.11 以降のアメリカもそうですが、クオリティ・ペーパーと大衆紙との温度差が激しいのが最近の傾向なので、世論の動向をフォローするには、タブロイド紙とかもチェックしといた方がよいのではと思います。

|

« shoot-to-kill | トップページ | NHK番組改変問題の総括 »

ジャーナリズム」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/67762/5140018

この記事へのトラックバック一覧です: The Economist では:

« shoot-to-kill | トップページ | NHK番組改変問題の総括 »