大きすぎるのがタマにキズ
朝日出版社の電子辞書・例文集 ASAHI SENTENCE の後継に当る E-DIC、リリース直後に購入していたのですが、Jamming で対応するまでインストールを保留していました。先日対応してくれたので、早速インストールして試用してみた次第。
(いつものことながら、Jamming 作者の今井あさとさんの対応の早さには感謝しております。本業もお忙しいことでしょうに。)
ASAHI SENTENCE のころからそうでしたが、この辞書は、特に、俗語や新語に強く、また今回追加された科学技術系の用語にも、意外と他の辞書にはない言葉がたくさん含まれているようです。
ただ、見出し語 72 万、例文 10 万というだけあって、検索が遅いです。これは、辞書付属の検索アプリでも Jamming で大差ないので、特に、Jamming で串刺し検索をしているときにはかなりのストレスになります。まあ、データが多いのは基本的によいことなので、文句を言うべきことではないんですけどね(^^)。
Amazon.co.jp のレビューを見ると、アプリが使いにくいとか他の辞書がいるとかいう批判があるんですが、ぼくはアプリは Jamming しか使う気ないし(^^)、翻訳者の場合には、最初から他の辞書と共用することを前提としていますから、そういう意味での不満はないです。
ただ、朝日出版社の方も、これが普通の辞書の代用になるような言い方で宣伝してるのはマズいんじゃないかな(^^)? この辞書は、収録語数は多いものの、初学者が最初に買う辞書やメインの辞書として使えるような辞書では決してありません(初学者には語法の説明が親切な「ジーニアス英和・和英辞典」、汎用性があって収録語数の多いものが欲しい人には「英辞郎
」あたりをお勧め)。そういう意味では、ちょっとマーケティングに問題があるのかも知れません。
言い忘れたけど、収録データ量から考えれば値段も安いです。
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