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日本語のコロケーション辞書

 翻訳文が不自然になる理由としてありがちなのが、コロケーションが合っていないというパターンです。これはもちろん、単語単位で訳を考えるせいで、コロケーションが合っていないこと自体は訳文を読み直せばわかるのですが、よりコロケーションの合った訳を即座に思いつけるとは限りません。だから、日本語のよいコロケーション辞典というのは前から欲しかったのですが、これがまた驚くほど少ないんですよね。

 私の知る範囲では、「究極版 逆引き頭引き日本語辞典」というのが、最近までほとんど唯一の選択肢でした。これは、小内一さんという校正をやっていらっしゃる方が、現代作家の小説から独自に用例を収集したという労作で、さすがにかなり実用的にできてるとは思うものの、組み合わせが名詞と動詞しかないし、いかんせん紙媒体なので、引くのがめんどくさい。

 そう思っていた矢先に、「EPWING版 CD-ROM 日本語表現活用辞典」という商品が出たので、かなり期待して取り寄せたのですが、あんまり使えませんでした。

 まず、見出し語が少なすぎて、見出し語だけ検索してもほとんどヒットしません(しかも、今どき「ひらがな」でないとヒットしなかったりする)。そのうえ、たとえば、「あいする」という見出し語を検索すると、

[1](家族、友、隣人、同胞、学校、祖国、郷土、町、下町)を愛する

というような説明文が出てくるのですが、たとえば、ここから「家族」を検索しても、見出し語検索ではヒットしないのです。

 もちろん、さすがに全文検索ならいっぱいヒットするのですが、そんなんなら、わざわざこんな辞書を使わなくても、ウェブ検索でもコーパス検索でも似たようなことはできるわけですからね。

 だから、電子化する以上は、もっと見出し語を増やして使い勝手をよくするか、共起の頻度とか使用域とかの情報をつけなくちゃ意味ないだろうと思うんでよね。少なくとも、翻訳者のニーズからすると、あまり「使えない」辞書という感じがしました。

 頼むから、誰かもっと使えるコロケーション辞典出してくれ~。少々高くても買うぞよ(^^)。

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