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大きすぎるのがタマにキズ

 朝日出版社の電子辞書・例文集 ASAHI SENTENCE の後継に当る E-DIC、リリース直後に購入していたのですが、Jamming で対応するまでインストールを保留していました。先日対応してくれたので、早速インストールして試用してみた次第。

 (いつものことながら、Jamming 作者の今井あさとさんの対応の早さには感謝しております。本業もお忙しいことでしょうに。)

 ASAHI SENTENCE のころからそうでしたが、この辞書は、特に、俗語や新語に強く、また今回追加された科学技術系の用語にも、意外と他の辞書にはない言葉がたくさん含まれているようです。

 ただ、見出し語 72 万、例文 10 万というだけあって、検索が遅いです。これは、辞書付属の検索アプリでも Jamming で大差ないので、特に、Jamming で串刺し検索をしているときにはかなりのストレスになります。まあ、データが多いのは基本的によいことなので、文句を言うべきことではないんですけどね(^^)。

 Amazon.co.jp のレビューを見ると、アプリが使いにくいとか他の辞書がいるとかいう批判があるんですが、ぼくはアプリは Jamming しか使う気ないし(^^)、翻訳者の場合には、最初から他の辞書と共用することを前提としていますから、そういう意味での不満はないです。

 ただ、朝日出版社の方も、これが普通の辞書の代用になるような言い方で宣伝してるのはマズいんじゃないかな(^^)? この辞書は、収録語数は多いものの、初学者が最初に買う辞書やメインの辞書として使えるような辞書では決してありません(初学者には語法の説明が親切な「ジーニアス英和・和英辞典」、汎用性があって収録語数の多いものが欲しい人には「英辞郎」あたりをお勧め)。そういう意味では、ちょっとマーケティングに問題があるのかも知れません。

 言い忘れたけど、収録データ量から考えれば値段も安いです。

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Odd News?

 なんか、"Tokyo school board adopts disputed history text" という記事が、米 Yahoo! News の "Odd News" というコーナーに掲載されてるんですけど(^^)。どういうニュアンスで "Odd" と判断しているのかなあ。よくわかりません(^^)。ここはだいたい、ノベルティ・コーナーみたいな扱いなんだけどなあ(^^)。

(COBUILDや LDCE によると、odd っていうのは、strange よりも「理解しがたい」というニュアンスが強いみたいなんですけどね(^^)。)

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朝日検証記事について

 あらためて読んでみたけど、松尾証言を詳しく載せたことはある程度評価できると思います。ただ、録音テープの有無に触れなかったところは、やっぱり腰が引けている印象を受けますね。だから、結局いろんな憶測を否定しきれない。

 前にも書いたけど、ケンカを仕掛けた以上は、刺し違える覚悟(^^)がないとだめなんじゃないかな? でないと、結局自殺点みたいになっちゃって、相手を利するだけに終わってしまう。まあ、そうしろ、と言える立場じゃないし、本当に切り札があるかどうかもわからないんですけどね(^^)。

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井川りかこさんの研究

 井川りかこさんという人から、突然メールをもらいました。実は、しばらく前にももらったことがあるのですが、その時は 1 通しかこなかったので、たいして気にもとめませんでした。ところが、今回は 3 通も続けて来て、何かおかしいぞという気がして、「井川りかこ」で検索をかけてみたら、出るわ出るわ(^^)。それで、これが最近有名なスパムらしいということがわかったわけなんですが。

 まあ、そこまではいいんだけど、この手口はいろいろと興味をそそるものがあります。よくあるサクラメールは、アドリブで微妙に内容を変えてくるのですが、このメールは一言一句まったく同じ文面でくるらしい。ということは、この内容はそれなりに練られた文面だということになりますよね。

 そうすると、今の時代には、離婚した元人妻がヒマをもてあまして、みたいな話にリアリティがあるのかなあ、とか、ウィルスっぽいメールに返信したというかたちをとることによって、無防備さを装っているんでしょうけど、それで結構みんな油断してしまうのかなあ、とか、いろいろ考えてしまうんだよね(^^)。

 面白そうなので、着信拒否をせず、最後まで見届けてみようかと思っています(^^)。

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逆金利

 郵政民営化に関連して、安全な預金先が必要だという話がよく出てきますよね。だけど、考えてみると、コインロッカーだって、貸金庫だって、預けた方が保管料を払うのが普通なわけですよね。それなのに、なぜお金だけは預けた方が利子をもらえるのでしょう。

 結局それは、預けたお金を運用することによって利益が出るからですよね。そして、運用益というものは、常にリスクに反比例します。したがって、リスクがなくて利子が付くということは、本来あり得ないはずなのです。

 (では、なぜ今まではこの不可能が可能になっているように見えたかと言えば、いわば国が借金の連帯保証人みたいなものになっていて、貸し倒れになると税金から補填するようになっているからですよね。)

 だから、どうしても安全な預金先がほしいというなら、逆に、保管料をとる預金、つまり、マイナスの金利をとる金融商品というのを作ればいいと思うんですね。そのかわり、金利分以外の元本は、無限責任で何があっても保証してくれるわけ(^^)。

 これだったら、合理性があるから、金融商品として設計可能なんじゃないかと思うんですけど。もっとも、そんな商品をホントに利用する人がいるかどうかは知らないけど(^^)。

(結局、公的金融機関の問題点というのは、営利の部分と税金でやる部分との切り分けができてないことだと思うのです。言ってみれば、世のため人のためになる有益な事業に投資するから金を貸してくれ、なんてこと言ってる奴に金を貸したら、山師みたいな奴にばっかり投資して散財しちゃって、しかも、本人の連帯保証人も投資先の連帯保証人も、結局自分の嫁さんだった、みたいな話になってるわけでしょう。それだったら、変な奴に貸すよりも、自分の判断で有益だと思う事業に直接寄付したほうがまだまし、ってことじゃないでしょうか。だから、税金なら税金、営利なら営利、って分けなきゃだめだと思うのね。)

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Accountability must not be a victim

 労働党系と言われる Daily Mirror 紙にのった、Kevin Maguire という人の書いた署名記事、「アカウンタビリティを犠牲にしてはならない」。

The rule of engagement, including aiming for the brain instead of the body and firing more than once, were changed some time ago with little public discussion. Now that officers are implementing the licence to kill, and an innocent man is dead, that debate needs to be held because police chiefs concede this will not be one-off.

If large numbers of police are to be armed, let the Government make its case and MPs vote for or against it.

The 7/7 carnage has changed much for the worse, but accountability should not be on that list.

(Daily Mirror, 25 July, 2005)

(拙訳) 「胴体ではなく頭を狙って複数回撃つ」などの交戦規則は、公の場での議論がほとんどなされることもなく、先頃変更された。警察署長は今後も同様の事件が起こりうることを認めているのだから、警察が殺人許可証を導入し、無実の者が殺された今、改めてその議論を行う必要がある。また、多数の警官を武装させる際には、政府はきちんと説明を行って、国会の採決にかけるべきであろう。7 月 7 日の虐殺は、いろんなことを悪い方に変えたが、アカウンタビリティまでがそうなるべきではない。

 搦め手から攻めている、という感じでしょうか。。。

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やさしくない男で何が悪いっ!

 All About の「結婚生活ガイド」に掲載された「やさしい男で何が悪いっ!」という記事を読んでいたら、なんかウンザリしてしまいました(^^)。

「男は強く、たくましく、頼りがいがなくてはならない」という観念が、我が国には残っています。一昔前の『もてる男』は、男らしいタイプの人が多かったと記憶しています。「男気のある奴」、古くから誉め言葉として使われますね。しかし最近の『もてる男』は、「やさしい男」「面白い男」が浮上しているように思えますが、皆さまは、そんな気がしませんか?

とか書いてあって、「たくましい男」から「やさしい男」へのトレンドの変化みたいなことが話かと思ったんだけど、読み進めてみると、

女性側のちょっとむかつく言葉や仕草に遭遇しても、ワンクッション・一呼吸。 「自分がされてイヤなことは人にしてはいけないよ」と、怒ることなく、話してくれる男性。パートナーがもっと素敵な女性になるよう導いてくれる男性は、本物だと思います。

これって、結局、男性が高い目線から女性を引っ張り上げる、ということを期待しているわけですよね。ぼくなんかは、

男性側のちょっとむかつく言葉や仕草に遭遇しても、ワンクッション・一呼吸。 「自分がされてイヤなことは人にしてはいけませんよ」と、怒ることなく、話してくれる女性。パートナーがもっと素敵な男性になるよう導いてくれる女性。

がいいなあ、と思っているんだけど、そんなことを考えている男性はお呼びじゃないってことでしょうね(^^)。

でも逆にこういった男性は普通にしていると見つけることは困難です。このような男性を見つけるには女性も日々努力する必要があります。女性が努力していると、とても高い確率で見つけることができるようになります。

そういう努力をする気があるんだったら、言われなくてもむかつく言葉や仕草をしないような努力とか、ちょっとぐらい怒られても我慢する努力とかはしてくれないんでしょうか(^^)。

そうして、この諭しのお話し合いの繰り返しが何度も続けば、女性は「うちの彼といっしょにいると私はやさしくなれる。私ももっと彼にやさしくしてあげよう」この好循環サークルを創造することが可能なのです。

そういうサークルを作ること自体は賛成だけど、最初に循環を始めるのは、やっぱり男性の方なのね(^^)。

 てことは、結局、表現の形が変わっただけで、「やさしい男」=「たくましい男」なんじゃないの(^^)? まあ、ぼくは「ジェンダーはなくならない」論者だから、別にいいけど(^^)。どーせ俺はやさしくねーよ(とすぐスネるのが包容力のない証拠である)。 

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山形 CUT 書評更新

 山形浩生さんの「CUT 連載書評」のページがひさびさに更新されていたので、早速読んだけど、『複雑な世界、単純な法則』と『前田建設ファンタジー営業部』のページがリンク切れして読めないみたい(他にもいくつかタイポあり)。『アホウドリの糞でできた国―ナウル共和国物語』『やわらかく考える金融工学』あたりは面白そうなので、さっそく amazon のウィッシュリストに放り込む。このウィッシュリスト、ほとんどただの備忘録扱いされています(^^)。だって、誰も買ってくれないんだもん(^^)。

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Daily Mirror の世論調査

 労働党系と言われる Daily Mirror 紙は、さすがにやや被害者に同情的なようですね。7 月 25 日号には、以下のような世論調査の結果が載っています。

  • 英秘密情報機関の実績を考えたとき、ロンドンを爆破テロから防ぐために、もっとできることがあったと思いますか?
    • はい 28%
    • いいえ 58%
    • わからない 16%
  • 今後、英秘密情報機関はテロを防いでくれると信じていますか?
    • たいへん信頼している 21%
    • 少しだけ信頼している 49%
    • あまり信頼していない 20%
    • まったく信頼していない 5%
    • わからない 5%
  • 警察についてうかがいます。ロンドンを爆破テロから防ぐために、もっとできることがあったと思いますか?
    • はい 14%
    • いいえ 72%
    • わからない 14%
  • 今後、警察はテロを防いでくれると信じていますか?
    • たいへん信頼している 21%
    • 少しだけ信頼している 50%
    • あまり信頼していない 17%
    • まったく信頼していない 6%
    • わからない 6%
  • 武装警官に電車やバスの中をパトロールさせるべきだと思いますか?
    • はい 49%
    • いいえ 39%
    • わからない 12%
  • イギリスの警官をすべて武装させるべきだと思いますか?
    • はい 33%
    • いいえ 59%
    • わからない 8%
  • テロ容疑者を射殺するという警察の方針は正しいと思いますか?
    • 正しい 71%
    • 間違っている 10%
    • わからない 10%
  • 新テロ法案のように、裁判ぬきで容疑者を拘束する権限を、警察に持たせるべきだと思いますか?
    • はい 75%
    • いいえ 19%
    • わからない 6%
  • この国が直面したテロの脅威について、当局はオープンかつ正直だったと思いますか?
    • はい 37%
    • いいえ 42%
    • わからない 21%
  • ロンドン爆破テロの主な原因は、イギリスがイラク戦争で果たした役割にあると思いますか?
    • 関係はあると思うが、主な原因ではない 62%
    • あまり関係はない 12%
    • わからない 3%
    • 主な原因だ 23%
  • イギリスの国会議員は 80 日間の休暇に入ろうとしていますが、イギリスは攻撃されているのだから、休暇をとるべきではないと言う人もいます。国会議員は休暇をとってもよいと思いますか?
    • かまわない28%
    • だめ 65%
    • わからない 7%
  • ブレア首相についてはどうでしょう。首相は休暇をとってもよいと思いますか?
    • はい 24%
    • いいえ 70%
    • わからない 6%
  • チャールズ・クラーク内相についてはどうでしょう。内相は休暇をとってもよいと思いますか?
    • はい 22%
    • いいえ 71%
    • わからない 7%
  • 爆破テロ以降、ロンドンに行くことを避けるようになりましたか?
    • 心配はしているが、爆破テロによって変わることはない 45%
    • まったく変わらない 20%
    • わからない 2%
    • はい。前よりロンドンに行かなくなった 33%

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NHK番組改変問題の総括

 例のNHK番組改変問題の総括が、今頃になって asahi.com に掲載。ほったらかしかと思ってたら、ちゃんとやってたんですね。失礼しました。じっくり読ませていただきますとも(^^)。

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The Economist では

 The Economist にも、この誤射事件に関する論評が出てますね。さすがに、

However, his officers' shooting of an apparently innocent man may undermine any hopes of improved co-operation―though things would have been far worse had he turned out to have been a Muslim.

(拙訳)けれども、この警官による、無実と見られる人間の射殺事件は、(イスラムコミュニティとの)協力関係の促進を妨げる可能性がある。もっとも、被害者がイスラム教徒だったら、事態はさらに悪化していただろうが。(仮定法過去完了ってやつです(^^))

と控えめながら指摘しています。確かに、被害者がイスラム教徒でなかったのは、不幸中の幸い、と言っては怒られるかもしれませんが。

 結論部分はこうです。

However, stringent measures are already in place in Britain so it is unclear how much reassurance such new laws would give the public. Worse, there is a risk that, if such laws are hastily drawn up and indiscriminately applied, they would further alienate young British Muslims. If so, they could be every bit as counterproductive as some of the measures introduced by past British governments, supposedly to prevent Irish republican terrorism, which only served as a recruiting-sergeant for the IRA.

(拙訳)けれども、イギリスではすでにかなり厳しい対策がとられているので、このような新しい法律が、市民の不安をどれだけ和らげることができるかは定かでない。その上、もしこのような法律を拙速に制定し無差別に適用すると、イギリスの若いイスラム教徒は、今以上に疎外される危険がある。そうなれば、この法律は、かつてイギリス政府がIRA のテロを防ぐために導入したが、結局 IRA のメンバーを増やすだけに終わった対策と、同じぐらい逆効果になるかもしれない。

 9.11 以降のアメリカもそうですが、クオリティ・ペーパーと大衆紙との温度差が激しいのが最近の傾向なので、世論の動向をフォローするには、タブロイド紙とかもチェックしといた方がよいのではと思います。

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shoot-to-kill

 この警官は、 shoot-to-kill order というものを受けていたということです。威嚇ではなく、最初から射殺目的で撃ってよい、ということでしょうね。辞書にはいい訳語が見当たりませんが。

 自爆テロ犯は、胴体に explosive を装着していることが多いので、胴体ではなく頭を狙わんといかんのだそうです。

 昔のジェームス・ボンドの映画では、コードナンバー 007 を持つスパイだけが人を殺してよい、ということになっていたんだけどなあ(^^)。

 あと、ホントかウソか知らないけど、ブラジルでは、ワイロをとって市民を撃つような警官がいっぱいいるので、このブラジル人が逃げたのも無理はない、みたいなこともどっかに書いてありました。

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Innocent

 ロンドンで射殺されたテロ容疑者が無実だったという事件、タブロイド各誌も日曜版の一面で報じていますね。

 Sunday Express はちょっとアレなコメントを出してますね。

Yet, as a society, we shoudl spare this brave officer on a front line one feeling: guilt.

No matter how horrific this shooting, no matter how terrible it is that a man with no connections to Al Qaeda now lies dead, We must treat this tragedy as if it were the fault of the terrorists. There must be no recriminations, no witchhunt.

The politically-correct brigade will eye this tragedy with relish in a climate already highly charged with claims of racism and Islamaphobia.

They should hold their tongues. Only death will stop a suicide bomber, and protecting the masses must be the first duty of any democracy.

(Sunday Express, July 24, 2005)

(拙訳) しかし、私たちの社会は、この前線で戦った勇気ある警官に罪悪感を味わせてはならない。この射殺事件がいかに怖ろしいことであろうと、アルカイダに関係のない者の死がいかに残念なことであろうと、私たちは、この悲劇を、テロリストたちの責任であると考えねばばらない。これは断じて、報復でもなければ魔女狩りでもない。人種差別主義やイスラム恐怖症に対する批判が高まる中、「政治的な正しさ」を標榜する人たち (訳者注:いわゆる PC 運動のことであろう) は、この悲劇を色眼鏡で見ることであろう。しかし、彼らは口を差し挟むべきではない。自爆テロ犯を止めることのできるのは死だけであるし、一般大衆を守ることこそが、民主国家の最大の責務であるはずなのだから。

 イギリスまでアメリカみたいになっちゃったらやだなあ。ちょい心配。

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異世界

 最近話題の LEON という雑誌、ぼくもいい加減オヤジなので、参考になるかと思って買ってみたのですが、ま~ったく参考になりませんでした(^^)。もうほとんど異世界の話みたいで、こんな世界もあるんだねぇ~、って感じ(^^)。だいたい、映画の中ではレオンもニキータも別に金持ちじゃなかったんだけどなぁ(^^)。この雑誌を見た後で、NHK 特集の「アフリカ ゼロ年第2回・ナイジェリア石油争奪戦」を観たら、めちゃめちゃギャップがありましたね(^^)。あ、別にイヤミじゃなくて、単なる素朴な感想です。はい。

 真面目な話、高級志向も結構だし、ぼくみたいな低額納税者にかわってたくさん税金を払ってくれてる人たちには感謝してるぐらいですけど(^^)、その金が結局「モテるため」みたいなところにいっちゃうのはどーなんでしょうねえ。モテる以外のかっこよさってのもあると思うんですけど(^^)。

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ノンマルトの使者

 ウルトラセブンの中でも傑作の誉れ高い作品である「ノンマルトの使者」を視聴。これは今見直してもやっぱり質の高い作品ですねえ。

 地球に先住民がいて、人類が侵略者だったとしたら、という子供向けのヒーロー物としてはギリギリのテーマを扱っています。30 分で扱うには重過ぎるテーマのはずなんですが、ノンマルトの使者として現れる少年のアイデアがいいんですね。そのおかげで、全体として引き締まったストーリーになり、最後のオチも効いている。マジでちょっと涙出そうになりました(^^)。

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宗教的行為と意味

 人間の行為には、物理的に直接作用するものと、人間の感覚器官に働きかけることによって、人間の脳を介して間接的に作用するものとがあります。表現と呼ばれるものはだいたい後者で、言語表現はその代表的なものですが、儀式やセレモニーと呼ばれるような行為も、物理的な結果よりも、その行為が意味するものの方が重要な行為です。

 このような表現行為の持つ意味というのは、コード体系を共有する集団の中でしか伝わりません。いや、伝わらないだけならまだしも、別のコード体系によって別の意味付けをされることさえあります。したがって、このような表現行為の善悪を論ずるためには、誰と誰がどのようなコード体系を共有しているかを考える必要があります。

 イラクで亡くなった橋田信介さんの奥さんがイラクへ行くところをテレビで見ていたら、ちゃんとスカーフを巻いて髪を隠していたので感心しました。ぼくは橋田夫人のことをたいして知らないので、これは勝手な想像ですが、あれは別に橋田夫人がイスラム教徒に帰依しているというわけではなくて、イスラム教徒であるイラク人に敬意を表してやっているわけでしょう。

 この場合、イラク人たちと橋田夫人は、完全にはコード体系を共有していなくて、イラク人にとってのスカーフは「女性のすべき当然のたしなみ」というような意味を持っているのに対し、橋田夫人にとっては「イスラム教徒であるイラク人に対する礼儀」というような意味をもっているわけです。

 このような状況は、墓参などについてもよく見られます。どのように葬られるかというのは、亡くなった人の宗教によって決まるので、墓参する人が、自分の宗教がキリスト教だからといって、亡くなった仏教徒をキリスト教式に弔う、というようなことはしないわけです。

 勘のいい人は、そろそろぼくが何を言いたいか気づいただろうと思うのですが、念のため、ある意味これとは逆の例を挙げましょう。

 地下鉄サリン事件の後、オウム真理教の教徒が、未だに麻原を尊師と呼んでいるとかいうことに対し、事件を反省していないのではないか、という批判がありましたよね。それは、外部の者から見れば、そういう行為の一つ一つが、大量殺人を肯定するようなコード体系の一部をなす表現に見えるからです。

 でも、このような場合に、外部の者が、たとえば「麻原を尊師を呼んではいけない」みたいなルールを作って信者に守らせれば問題が解決するかといえば、そうではないでしょう。それは、信者の共有するコード体系から生まれた行為に対して、別のコード体系から勝手に意味付けをしているだけで、言わば、オウム真理教に対抗するために、反オウム教という別の宗教を作っているようなものです。

 この場合に問題なのは、あくまで、信者自身が自分の行為にどのような意味付けをしているかということであり、その意味付けが、外部の社会から見ても反社会的なものでないかということです。したがって、外部の者がやるべきことは、信者の真意をただすことであり、信者のやるべきことは、自分の真意をコード体系を共有しない者に理解できるように説明し、外部の信頼を得ることです。

 ぼくは、以上のような理由で、必ずしも軍国主義的な思想に共鳴しない首相が、純粋に戦死者に対する追悼の念だけで靖国神社に参拝するということもあり得ないことではないし、絶対的に否定すべきことではないと思っています。ただし、オウムの例と同じように、靖国神社の過去の歴史などを見れば、軍国主義の復活を懸念する方々が首相の真意を必ずしも信じられなかったり、いろんな悪影響を心配するのも無理はありません。

 ただ、そこで軍国主義の復活を懸念する方々の方が、いろいろ理屈をこねて「靖国参拝=軍国主義の復活」みたいな意味付けをするのは、「靖国教」に対抗するために「反靖国教」を作ることでしかなく、どこまで言っても不毛な争いの道だと思うのです。

 そうではなくて、軍国主義の復活を懸念する人たちは、素直に「首相の真意を信じられない」と言えばよいのだし、首相もそれに対して木で鼻をくくったような返答をせず、素直に信頼を得るための努力をすればよいのです(もちろん、参拝をやめてもいいが(^^))。分祀とか別の追悼施設とかいうのも、結局は、そういう信頼を得るための手段にすぎないのであって、どれが最も正しい方法か、などとゴチャゴチャ議論することは、文字通り不毛な神学論争にすぎないのではないでしょうか。

 実は、「日の君」問題についても同じようなことを感じているのですが、それはまた稿を改めて。

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Amazon のランキング

って、出版社が自ら大量注文して販促に利用してんじゃねーの? そんで、届いた本はパッケージし直して再度出荷してたりして(^^)。 などという妄想(あくまで妄想です)が頭をよぎる今日この頃(^^)。

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人民元切り上げ

 人民元切り上げ、いよいよ来たか~! と言っても、たいした準備はしていないのですが(^^)。

 どんな影響があるんでしょうねえ。どきどき。

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ホモ用浴場の設計

 以前、一つの思考実験として、ホモの方向けの浴場はどう設計すればよいか(^^)、という問題を考えてみたことがありましたが、これが結構難しいんですよね。

 仮に、浴場設計の制約条件として、

  • 互いに欲情する(洒落に非ず)可能性のある者同士を同じ浴室に入れてはいけない

という条件を設定したとします。

 すると、とりあえず、ヘテロの男女はそれぞれ(ヘテロ)男湯と(ヘテロ)女湯にご案内すればよいとして、ホモの男女をどの浴室に入れるかが問題です。

 たとえば、ホモの男性を(ヘテロ)男湯に入れればホモの男性がヘテロの男性に欲情する可能性があるし、かと言って(ヘテロ)女湯に入れれば、逆に、ヘテロの女性がホモの男性に欲情する可能性があります。

 じゃあ、ホモ専用の男湯を作ればよいかというと、ホモの男性同士は平気で欲情してしまいますから、これはもう全然ダメ(^^)。

 結局、「何も起こらない」組み合わせというのは、ホモの男性とホモの女性(つまりレズ)という組み合わせしかないわけですが、これでも 1 対 1 でないとだめで、どちらかが複数になると、ホモ専用の男湯(もしくは女湯)と同じことになってしまうので、結局、家族風呂みたいな個室にご案内するしかないわけです。

 だから、ホモとヘテロというのは、対称性があるように語られがちなんですけど、カップルの組み合わせという観点から考えると、実は、ホモとヘテロの間にはかなりの非対称性があるんですね。

 そう考えると、exclusive な homosexual かそうでないかというのは、結構本質的な問題ではないか、という気もするんです(^^)。

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Encarta の性(ヒト)

 たまたま Encarta の「性(ヒト)」という項目を読んでいたら、いきなり、

また、性行為をする相手は1人だけときめている人もいれば、複数のパートナーをもつ人もいる。

(C) 1993-2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.

とか書いてあったんで、ちょっと驚いてしまいました。

 これがまだ、宗教や文化によって違う、とか書いてあるんなら別ですが、これじゃ単に個人の選択の問題みたいですよね(^^)。どうしてこうなっているのか、英語のアーティクルをそのまま訳しただけなのか、事情はよくわかりませんが。

 じゃあ Britannica はどうなっているんだろうと思って、"sexual behaviour, human" という項目を読んでみると、さすがにややキリスト教文化中心の記述にはなっているものの、Encarta よりずっと詳しくて面白いです。もちろん、ちゃんと "Social control of sexual behaviour" という項目もあります。

In conclusion, the cardinal lesson of anthropology is that no type of sexual behaviour or attitude has a universal, inherent social or psychological value for good or evil - the whole meaning and value of any expression of sexuality is determined by the social context within which it occurs.

(拙訳)結論としては、性行動や性的態度の社会的もしくは心理的価値に、普遍的・本質的な善悪はなく、セクシュアリティの表現がもつ意味や価値は、その表現が行われた社会的文脈によって異なる、というのが人類学の教えるところです。

(と言いつつ、Sadomasochism や exclusive homosexuality は preliterate society でも極めて稀だ、と冷静に書いてるのも面白いですね。)

 こうして見ると、やっぱ Britannica は読みでがありますね~。Encarta は、ソフトウェアとしての使い勝手とかマルティメディア機能とかはいいんだけど、アーティクル自体は質・量ともに不満がありますね。英語と日本語の電子百科事典を 1 つずつインストールしておきたいと思ってるんだけど、日本語の方は、マイペディアスーパー・ニッポニカに乗り換えようかしら(^^)。

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機械用語大辞典 CD-ROM 版

 「機械用語大辞典」という電子辞書を買ってみました。値段も高いし、インターネット上の口コミ情報も少ないので、おっかなびっくりという感じだったのですが、これはわりと「当たり」のようです。

 翻訳者の使う辞書というのは、日外アソシエーツで出してる専門用語対訳集のシリーズみたいに、収録語数がむやみと多くて、そのかわり説明が少ない(上の対訳集なんか、ほとんど訳語だけでなんの説明もない)ものと、岩波の理化学辞典みたいに、収録語数はある程度絞られているが、解説が詳しいものに分けられます。(もう一つ、非常に狭い分野に特化した用語集というのもあって、この場合には、収録語数が少なくてもかなり役に立つことがあります。もちろん、分野が広く、収録語数が少なく、なおかつ、説明も少ない辞書というのは、ほとんど使いどころがありません(^^))

 背景知識が十分にあって、訳語の選択を誤らない自信のある分野であれば、前者の方がありがたいのですが、それほど詳しくない分野で泥縄式にキャッチアップしたいような場合には、後者のような辞書が役立ちます。

 この「機械用語大辞典」はどちらかというと後者で、日外の「CD-専門用語対訳集 機械・工学17万語」に比べれば、収録語数は約 1 万 5 千語と少ないのですが、解説は図解などもあって非常に詳しく、必ずしもこの分野が専門でない人が専門書を読む際にかなり役立ちそうです。

 これまでは、同じような用途で「英和・和英 機械用語図解辞典」というのを使っていて、これもなかなかいい本なのですが、収録語数 (約 1 万) でも解説の詳しさでも、「機械用語大辞典」の方が少しずつ上回っているようです。

 なにより、「機械用語大辞典」は CD-ROM 化されているところがいいです。なぜか商品の説明にはどこにも言及されていないのですが、フォーマットは EPWING なので、当然、Jamming などを使っての串刺し検索も可能です。

 この辞書、EPWING なのに、なぜか EPWING コンソーシアムのサイトにものってないし、インターネット上の口コミ情報も少ないのですが、値段の高さに目をつぶれば、かなり「使える」辞書だと思いますよ。

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にわかバレーファン

 ご多分に漏れず、にわかバレーファンと化しております。アテネの時は、いいところまで来るんだけど結局ダメ、みたいなパターンが多かったので、応援してる方も今ひとつノリきれなかったんだけど、今のチームは、一回失敗すると次回は必ず切り返してくるので、観てる方もつい力が入っちゃうんですよね~。でも、みんな強くなったね~。えらいな~。

 でも、ルールも昔とは違うし、戦術もずいぶん進化してるみたいなので、実況を聴いていてもよくわからないこと(リベロだのブロードだの(^^))が多い。ということで、早速あちこち検索しておべんきょーしました(^^)。

 当たり前の話だけど、奥が深いですよね。よくこんなややこしいことできるよなあ。

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教授と筑紫さんの共通点

 教授って、権威や権力に媚びたり、相手との上下関係とかで態度が変わったりすることはほとんどないんだけど、相手が美人だと明らかに態度変わるよね~(^^)。これは筑紫さんもそうだけど、インタビューの相手が美人だと、見てるほうが恥ずかしくなるぐらいデレデレしちゃうんだよね(^^)。ま~たトキワさん口説いたりするんじゃないだろうなあ。いい歳こいていい加減にしてくださいね~(^^)。

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ちょっといい話

 先日、「『つくる会』関係者著作の図書館蔵書処分は違法」という最高裁の判決が出たようですが、朝日さんは、この判決を支持する「蔵書廃棄 自由の番人でいる重さ」という社説を出したようです。

 いろいろ穿った見方もあるでしょうが、他ならぬ朝日さんがこういう記事を出したということは、やっぱり素直に評価したいです。ウヨクばかりかリベラルな友人ですら、「朝日は本当にダイジョウブか?」と心配している昨今。ぜひともふんばってバランス感覚を示してくださいませ。

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柴田昌弘氏の再評価を望む

 この歳になると、何を見ても、「こういうの前にもあったよ」とか「ありがちなパターンだね」とか思ってしまって、よーするに可愛げがなくなってくるのですが(^^)、現在上映中の「HINOKIO」という映画のあらすじを読んで、またしても、柴田昌弘氏の「ラブ・シンクロイド」というマンガを思い出してしまいました。

 「ラブ・シンクロイド」というのは、異星人の作ったアンドロイドに(感覚から運動神経まで)無理矢理同期させられてしまった地球人の少年の話で、その結果、少年は地球にいながらにして異星にいるのと同じような状態になってしまう。しかも、その星は実は、女性しかいない星で、そのアンドロイドを作ったのも、少年に一目惚れした異星人の少女だった。かつてはその星にも男性がいたのだが、今では男性を想起させるようなものを作ること自体がタブーになっていて、二人はその星の治安当局に追われることになる。そして、逃げ込んだ地下のダンジョンで、男性復活を企むグループに出会い、男性復活運動みたいなものに巻き込まれていく…という、一種の SF ラブコメ・アクションみたいな話なのですが、壮大なストーリー、正統少年漫画的なキャラクターの造形、メカフェチ的なリアリティのあるメカの描き込み、ややサービス精神の範囲を逸脱したスケベさ、のわりには保守的な恋愛観(^^)、みたいなものが絶妙の配分で融合した独特な世界を形作っていました。(フェミニストの方には怒られそうなところもあるけど(^^))

 最近、昔の漫画家の再評価が盛んなようですが、この柴田さんなんかも、再評価されてよい一人ではないかと思いますね。特に、「ブルー・ソネット」は漫画史的にもかなり大きな影響のあった作品だと思います。超能力者を利用して世界制覇を企む集団(^^)と、それを阻止しようとして戦う超能力者やサイボーグのバトルを描いた作品なのですが、阿蘇山を噴火させてしまったり船一隻爆破してしまったり、とにかくスケールが大きくかつ細部の描きこみが緻密で、マンガ(しかも少女マンガ)でここまでやれるのか、というカルチャーショックがありました。これだけスケールの大きいマンガは、その後も、「沈黙の艦隊」ぐらいまでなかったんじゃないかなあ。もちろん、今となってはたくさんありますけど。

 この作品を連載していたのは、たしかぼくが高校生ぐらいのころで、修学旅行中にも作品の続きが気になって、京都の本屋に飛び込んで「花とゆめ」を立ち読みしたことを覚えています(やってることがバカです)。

 「ブルー・ソネット」自体は、なんだかちょっと尻つぼみで終わってしまったんだけど、その頃の柴田氏は、他にもコンピュータの脳を持つ美少女を主人公にした「フェザータッチ・オペレーション」という SF ラブコメとか、傑作を連発しておりました(もちろん、柴田氏は今でも現役でご活躍中で、作品は英訳(あきらかにメイドフェチを意識してますね(^^))なんかもされています。)。

 いちおう、マンガ夜話にもリクエスト出しといたんだけど、まだ取り上げられてないみたいですね(^^)。

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日本語のコロケーション辞書

 翻訳文が不自然になる理由としてありがちなのが、コロケーションが合っていないというパターンです。これはもちろん、単語単位で訳を考えるせいで、コロケーションが合っていないこと自体は訳文を読み直せばわかるのですが、よりコロケーションの合った訳を即座に思いつけるとは限りません。だから、日本語のよいコロケーション辞典というのは前から欲しかったのですが、これがまた驚くほど少ないんですよね。

 私の知る範囲では、「究極版 逆引き頭引き日本語辞典」というのが、最近までほとんど唯一の選択肢でした。これは、小内一さんという校正をやっていらっしゃる方が、現代作家の小説から独自に用例を収集したという労作で、さすがにかなり実用的にできてるとは思うものの、組み合わせが名詞と動詞しかないし、いかんせん紙媒体なので、引くのがめんどくさい。

 そう思っていた矢先に、「EPWING版 CD-ROM 日本語表現活用辞典」という商品が出たので、かなり期待して取り寄せたのですが、あんまり使えませんでした。

 まず、見出し語が少なすぎて、見出し語だけ検索してもほとんどヒットしません(しかも、今どき「ひらがな」でないとヒットしなかったりする)。そのうえ、たとえば、「あいする」という見出し語を検索すると、

[1](家族、友、隣人、同胞、学校、祖国、郷土、町、下町)を愛する

というような説明文が出てくるのですが、たとえば、ここから「家族」を検索しても、見出し語検索ではヒットしないのです。

 もちろん、さすがに全文検索ならいっぱいヒットするのですが、そんなんなら、わざわざこんな辞書を使わなくても、ウェブ検索でもコーパス検索でも似たようなことはできるわけですからね。

 だから、電子化する以上は、もっと見出し語を増やして使い勝手をよくするか、共起の頻度とか使用域とかの情報をつけなくちゃ意味ないだろうと思うんでよね。少なくとも、翻訳者のニーズからすると、あまり「使えない」辞書という感じがしました。

 頼むから、誰かもっと使えるコロケーション辞典出してくれ~。少々高くても買うぞよ(^^)。

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まぁたサーバが落ちてる…(;_;)

 勘弁してよぉ。しかも、コンパネもヘルプデスクも全部落ちてるやん。これでどーせーっつーねん。たいがいにせんと、ほんとに乗り換えるぞ(;_;)。

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Underground Zero

 オーストラリアの Daily Telegraph という新聞の見出し。Ground Zero にひっかけたらしいです。けっこう洒落ているので流行るかも。検索してみると、同じ題名の映画もあるみたいですね。

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イギリスのタブロイド紙

 っていい加減だなあ。死者 70 人以上とか、Suicide bomber を見た、とか、犯人はオサマ・ビン・ラディンだとか平気で書いちゃってます。

ちなみに、BBC だと現在判明したのは 50 人以上という話。

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エロスの TPO

 「気になる『景観』」というのは、自分としてはすごくわかりやすく説明したつもりなのですが、説明というのは、あまりわかりやすいとかえって誤解の元になるので、今度はあえて理屈っぽくわかりにくくパラフレーズしてみます(^^)。

 前にも書きましたが、ぼくは、ジェンダーというのはなくならないしなくす必要もないと思っていますが、社会が男女平等になったのに合わせて、ジェンダーを変える必要はあると思っています。その中でも特に重要なのは、女性(だけではないかもしれないが)がいつどこでどのようにエロスを表現するかだと思うのです。

 伝統社会においては、女性がいつどこで肌を見せるか、みたいなことも、ジェンダーの一部として決まっていたので、男性も「あれは挑発だろうか」みたいなことをあまり悩む必要はなかったわけですね。それが、男女平等社会になって、女性が自分の意思で自由にエロスを表現できるようになったのはいいんだけど、いかんせんまだ歴史が浅いので、その表現が男性のセクシュアリティを十分配慮したものになっていなくて、男性に余計なストレスをかけているのではないでしょうか。

 考えてみると、かつて男性中心社会において、女性のセクシュアリティがジェンダーによって覆い隠されていたように、男性のセクシュアリティもジェンダーによって覆い隠されていた部分があったと思うのですね。

 だから、男性自信も、男性はみなスケベであって、エロいものを見ると単純に喜ばなくてはならない、みたいな、男性中心社会のジェンダーに縛られてしまっているし、もともと、女性自身は、自分のエロスの表現が男性にどういう効果を与えるか、間接的にしかわからないので、男性が表面上喜んでいれば、たいして問題はないと思ってしまうのでしょう。

 また、伝統社会においては、そういうエロい表現を禁じるのに「はしたない」とか「ふしだらな」とかいう理由付けをしてきたわけですが、それも実は古いジェンダーによって捻じ曲げられた理由付けであって、真の理由は、人間にとってエロスというのは両義的であって、欲望の対象であると同時に不快な対象でもあるからだ、ということだと思うのです。

 したがって、実際には、男性だってエロい格好を不快に思うことは厳然としてあるのだから、はっきりそう言うべきだと思うのですね。それに対して「本当はうれしいくせに」みたいなことを言うのは、ほとんど、レイプされた娘に「本当は気持ちよかったくせに」というのと同じような論法なんだ、ということを女性も知るべきだと思うのです。

 結論としては、男性諸君は無理してスケベなふりをするな! そして、女性のみなさんもそれを素直に受け止めて、TPO に合ったより洗練されたエロスの表現を考えてみてください、ということですね。(それは、保守派の台頭を防ぐためにも必要なことなんですよ。)

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Ideology of Hate

 ブッシュさんやライスさんが、"Ideology of Hate" とか "Ideology of Hope" みたいな表現を多用してましたね。新しいキャッチフレーズにする気なのかなあ。直訳すれば、「憎悪の思想」「希望の思想」った感じ?

 あと、これはブレアさんもそうだけど、「話者の強い意志を表す Shall」をやたら使ってましたね。"We shall prevail." とか。江川泰一郎先生の本には「めったに使われない」と書いてあるんだけど、9.11 以降の政治家の発言について言えば、そうでもないですね(^^)。

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七夕だというのに

 えらいことになりましたね。現在、ABC News Now をかぶりつくりように観ております。

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気になる「景観」

 景観の問題というのは、なかなか難しい問題ですよね。この問題も、ある種囚人のジレンマ的なところがあって、個人が自分の効用を向上させようとして自由に装うと、公共財としての「景観」の効用が低下してしまうというふうになっていますよね。誰か、この構造を数理的に分析した人とかいないのかなあ(^^)。

 まあ、建物なんかはまだ、短時間で位置を変えたりしないから、公共空間と私的空間という「場」によって切り分けるという手が考えられるけど、服装なんかは必ずしもそういうわけにはいかなくて、渋谷で遊ぶのにわざわざ渋谷に行ってから着替える、という人はあまりいないから、余計話がややこしくなってきます。

 ぼくが最近個人的に一番気になっている「景観」は、実は、あの、(言いにくいなあ(^^))一部の女子校生のスカートの短さなんですよね(^^)。あれ、迷惑だと思いませんか?

 向こうからすれば、見せてやっている、というつもりなのかも知れませんが、男の子だって、年がら年中エッチなことを考えているわけじゃなくて、今日は心穏やかに思索にふけりたい(^^)とか思っていることだってあるわけですよね。なのに、あんな生足を見せられたら、嫌でも発情させられてしまうじゃないですか。しかも、それを悟られないように一生懸命視線を逸らせようとしたりして、なんでこんな想いをさせられなきゃいけないのかと、情けなくなってくるんですよねー。

 これが相手がオトナの女性ならまだ、本人覚悟してやってんだろうからガン見してしまえっ、ていう手もあると思うんだけど(^^)、学生さんの場合は、そのへんが微妙なわけですよ。だから、女子高の男の先生とかは大変だと思うよね~。たてまえ上は、そういうことは考えてないことになってるわけだろうし、でもやっぱり少しは考えてるだろうし(^^)。

 また、この道は絶対女子校生の通らない道、みたいなのがあれば、生足を見たくないときにはそっちを通り、見たいときには別の道を通る(^^)、という方法もありうるけど、女子校生なんてそこらじゅう歩いてるから、そーゆーことすらできない(^^)。

 そんなのはお前がスケベだからだろう、と言われそうですが、そんなことを言い出せば、どんな騒音でも悪臭でも、精神力さえあれば耐えられるはず、みたいな話になってくるんであって、たいした必然性もないのにわざわざ人の精神力にストレスをかけるようなことするなよ、と私は強く言いたい訳です(^^)。

 だいたい、いまどき女子高の制服をスカートにする必要があるんでしょうかねえ。パンツスーツみたいなのでいいじゃん、とかいう主張はないのかなあ(^^)。最近流行の「エロカワ」みたいなのは、まだエロスと日常性を高次元で融合しよう、みたいな洗練が感じられるんだけど、単にスカートを短くして生足を出すなんて、ベタベタのベタであって、洗練のカケラもないじゃないですか。

 話がそれるけど、ぼくは最近感性が少し壊れかけているのか、女性がなんでスカートを履いているのか、不思議でしょうがなくなってくるときがあるんですよね。だって、みんなあの下にはパンツしか履いてないんですよ。えぇーっ? なんで? って思いません(^^)?

 そう言えば、忙しくてレビュー書いてるヒマなかったけど、森岡さんの「感じない男」というのはかなり面白かったです。男性諸君、もっと自分のセクシュアリティを直視しましょう、ということですね(^^)。

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RoboForm 購入

 RoboForm というパスワード管理ソフトを試用期間いっぱい使ってみましたが、なかなか気に入ったので、正式購入しました。人気があるだけあって、確かに、この手のソフトの中では最強に近いかもしれません。IE、FireFox など、ブラウザを問わず使えるところ、自動入力と手入力を使い分けられるところ、データベースの柔軟性など、これまで使っていたソフトにはなかった機能が多々あります。

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ウルルン島

 ウルルン島って、例の竹島のそばにある奴でしょ? あんな取り上げ方すると、また、国を愛する方々のお怒りを買ったりしないのかしら。ま、ぼくは別にいいんですけど(^^)。

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深読みしすぎでは?

 「マトリックス レボリューションズ」の Amazon.co.jp のカスタマレビューをざっと読んでみたのですが、みなさん深読みしすぎでは? いや、いろんなテーマを匂わせてるのはわかるのですが、じゃあ、あの映画を観ることによって、そういうテーマに対する考えが何か深化したでしょうか? 少なくとも、ぼくは別にしなかったなあ(^^)。まあ、こっちの考えが浅いだけかもしれないけど(^^)。

 ちょっとだけ考えさせられたのは、VR とユビキタスの関係で、ユビキタスってのは突き詰めると VR みたいになってくる、ということですね。でもこれも、たまたま同時期に読んだ白田秀彰さんの文章の影響の方が強いような気がするし(^^)。

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テレ朝躍進

 テレ朝のゴールデン平均視聴率が2位になったとかいうんだけど、あまり実感が沸かないなあ(^^)。変わったといえば、「銭金」「愛エプ」のゴールデン進出と「家庭の医学」ぐらいしか思いつかないのですが。でも、バラエティの演出が少しうまくなったのかもしれないですね。あとはやっぱり、巨人戦の視聴率低下か(^^)。

 そう言えば、昨日の「報ステ」で古舘さんが謝ってたけど、先に、あの件については謝らない、という報道がありましたよね。なんで方針転換したんだろう、とちょっと訝ってしまいました。まあ、自分で謝るべきだと判断して素直に謝った、というなら、それはそれでありだと思うんだけど、ついいろいろ勘ぐってしまったりする自分が嫌だね(^^)。

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懺悔

 都議選の投票率が 43.99% で、過去二番目の低投票率だったとか。

 ごめんなさ~い。ぼくも行きませんでした。だって、納品直後で疲れ果ててへろへろだったんだもん、なんて言い訳にはなりませんね。わかっております。

 これをたまたま読んでるお若い方、決してマネしてはいけませんぞ。こんなのは、人生に疲れたヘタレオヤジの言う事です(^^)。

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いまごろレボリューション

 やっと仕事が一段落したので、「マトリックス・レボリューション」を見ました。以下はその感想(ネタバレ有)。

 まあ、スミスが人間の身体に入り込んだのは、たぶん一種の洗脳みたいなものなのでしょう。洗脳する相手には、五感に直接ケーブルがつながっているのだから、視覚や聴覚経由の通常の洗脳よりもよく効くのかもしれない(^^)。

 でも、なんでネオがリアルの世界でも機械をやっつけたりできるのか、というのはよくわからないですよね。最初は、ネオの神経細胞ハッキングによって、マトリックスの内部に、ネオの分身として働くようなプログラムを書き込んでしまったとのかと思ったんですね。それでも、一種のユビキタス・ワールドの中では、機械だけでもコントロールできればある種万能になれるだろうと。

 でも、それだと、明らかにマトリックスの制御下にないロゴス号の中で、盲目なのにスミスの姿が見えてしまったりするのは説明がつかないんですよね。

 一作目では、そういう細かいところもいちいち辻褄を合わせていて(少なくとも、合わようとはしていて)、そこが面白かったんだけど、二作目以降は、単に思わせぶりな言葉やガジェットを並べて煙に巻いているような感じで、そこがちょっと残念でした。

 まあそれでも、単なる SF 戦争カンフー・アクション物だと思えば、そこそこ楽しめるとは思うけど。稲葉さんが「オタクの遺伝子」でやっていた分類で言えば、「本格 SF」から「ジャンル SF」になってしまった、という感じでしょうかね。

 せっかく二作目でメロビンジアンとかいう奴を出して、「決定論対自由意志」みたいなテーマを匂わせたんだから、そこをもっと深化させられなかったんでしょうかねえ。そこで、なぜネオだけが運命に逆らえるのか、ということをうまく説明できれば、一作目に匹敵する傑作になったかもしれないのに。

 あれだと、マトリックスには、もともとスミスみたいなワームをいいように増殖させてしまう脆弱性があって、ネオは単にその脆弱性を利用 (exploit) しただけ、という感じですよね。でも、そんな脆弱性があるなら、直接マトリックスのカーネルだかコアだかを破壊するとかのっとるとかもできそうな気がするんだけど(^^)。

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