生意気さがかわいい(^^)
TBS の「企画工場なりあがり」でやっている「ガキ国会」という番組、なにげに数日続けて観てしまったのですが、意外とよくないですか?
企画としては単純で、現職の国会議員の人が、「ガキ国会」に法案(それもかなり無茶目の)を提出して審議するというだけの番組。「ガキ国会」のメンバーは、「いまどきの」若者40人ぐらいで、早稲田大学生とかもいるけど、失礼ながら決して平均的教養レベルが高そうには見えない方々。
そんな単純な企画のどこがいいかというと、この「ガキ」の方々がいい感じに生意気なんですよね。相手が国会議員だなんてことは意に介さず、ズケズケ意見を言うんだけど、決して斜に構えた感じじゃなくて、結構マジメにぶつかっていく。それが見ててなんか気持ちいいんですね。
もちろん、意見自体はハズしてるなあと思うものも多々あるんだけど、借り物の思想じゃなくて、生活実感的なレベルで本音でしゃべってるから、あまりイヤな感じがしないんだよね。一方の国会議員の方も、権威を傘に着て高いところから見下ろすという感じはまったくなく、「ガキ」の方々と同じ目線の高さで議論をしていて、それもいい感じです。
正直、議論の内容自体は決してレベルが高いとは言えないと思うけど、なんか見てて気持ちいいんですよね。ある種、新種の「癒し系」というか(^^)。
この番組、わりと素直に撮ったらそうなっただけなのか、実は演出や編集の手練手管でそういうふうに見せているのかよくわかりませんが、たとえ後者だとしても、なかなか面白い狙い目だと思いますね。
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