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グローバル化は諸悪の根源か?

 山形浩生さんが Economist の翻訳をアップ。「貧乏人は減ってるんですよ(格差は増えたか減ったか?)」と「世銀も認めてます」。グローバル化が諸悪の根源みたいに思っている人は必読。

 さわりの部分だけ引用。

 どんな推計を見ても、貧困が最も猖獗を極めているのはサハラ以南のアフリカだ。もう一度図1 と図 2 を見て欲しい。白丸で表現されているのがサハラ以南のアフリカだ。これらは世界最貧困国であるばかりか、経済成長が最も低い国でもある。こうした国々がグローバル化の犠牲になっていると本気で言えるだろうか? サハラ以南のアフリカ諸国は、歴史的経緯や成り行きや、そしてかなりの部分が自分自身や他の政府による政策のおかげで、その他世界経済からかなり孤立している。これを考えると、かれらがグローバル化の犠牲だというのは変な主張だ。サハラ以南のアフリカははっきり言って、グローバル化で苦しんでいるのではなく、グローバル化不足で苦しんでいるのだ。焦点は国際経済との結びつきがもたらす便益をどうやってこの地域にも広めるかということであるべきだ。裕福な国がこれらの諸国と貿易しにくくしている貿易障壁を廃止すれば、出発点としては上出来だ。

 それに対し、インドと中国を見ると、国際経済統合の恩恵がどれほどすごいものかわかる。どちらの国も、自由市場経済のお手本ではない――まったくほど遠い存在だ。しかしどちらの国も、貿易と外国投資の両方の面で、グローバル経済が差し出した機会を活かす未知を意識的に選んできたことは否定しがたい。

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