中国の歴史認識
ワシントンポストに、日中問題について、かなり日本に好意的(というか、中国に手厳しい)コラムがのってますね。日本人が歴史から目を背けているというなら、中国はどうなんだ。もっとヒドイじゃないか。という感じの論調。
日本人が南京大虐殺の 30 万の犠牲者を軽く見ているというなら、毛沢東の「大躍進」による 3000 万の犠牲者はどうなるんだ。中国の教科書にはまったく書いてないじゃないか。
内政ではなく外交が問題だというかもしれないが、中国の子供は、1950 年のチベット侵攻や 1979 年のベトナム侵攻だって教わってないじゃいか。だいたい、第二次世界大戦だって、共産党のゲリラだけで勝ったことになっていて、真珠湾も硫黄島もミッドウェーも出てこないじゃないか。
みたいなことが書いてあるんだけど、その論調はさておき、ここに書いてある「愛国教育」の内容にはちょっと驚きますね。そんなことも教えてないのかあ、という感じ。だって、「大躍進」なんて、まだ 50 年もたってないんだから、実際に体験してる人だってたくさん生きてるはずなのに。
偏向しているという噂だけはよく聞くけど、その具体的内容については、日本ではあまり情報が流れていないような気がするんだけど、気のせいかなあ。ひょっとして、中国について知るにも、日本語の本を読むより洋書を読んだ方がいい、なんてことになってると、ちょっとマズいのでは(^^)。
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