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年寄りのグチ

 ぼくが現在使っているパソコンには、デスクトップにもノートにも 512 MB のメモリが積んであるのですが、ちょっと足りない感じになってきて、やっぱり 1GB に拡張しなきゃダメだな、とか思っているのですが、一方で、そう思っている自分に驚いている自分がいます。

 ぼくがプログラムの仕事を始めた頃は、プログラムは 64 KB 以内のサイズで書かなくてはいけない、などと言われていたものです。64 MB ではありません。64 KB というのは、言うまでもなく、64 MB の 1000 分の 1 です。これは、当時主流だった、8086 という CPU のアーキテクチャでは、メモリを 64 KB のセグメント単位で管理していたことによる制限ですが、そもそも、当時は、物理メモリ自体が 256 KB とか 384 KB とかしか搭載されていないマシンも多かったのです。

 そのうちに、物理メモリが 1 MB ぐらい搭載されるようになると、今度は、640 KB の壁、などと言うことが言われました。これは、当時主流だった MS-DOS という OS が、アプリケーションに対して 640 KB までしかメモリを割り当ててくれなかったことによる制限です。

 この制限が、オーバーレイとか EMS とかいう技術を活用することによって突破されると、今度は、フロッピーの容量が 1MB しかないことが問題になったりしました。というのも、当時はまだ、ハードディスクが搭載されていないマシンも多かったので (CD-ROM ドライブなんぞはもちろんない (^^))、アプリケーションの実行ファイルが 1MB のフロッピーに入りきらないと、実行中にフロッピーを交換する必要がでてくるからです。(昔は、フロッピーだけでマシンをブートしたりできたのよ(^^)。)

 ぼくが仕事場で初めて使わせてもらったハードディスクの容量は、たしか 10 MB ぐらいだったのですが、それでも当時は、「10 MB ももらっても、いったい何に使えばいいんだろう」などと思ったものですが、今や、物理メモリですら 10 MB よりはるかに多い時代になっているのですから、驚いたものです。

 そんなわけで、当時は、メモリやクロック数を少しでも節約することばかり考えてプログラムをしていたわけですが、当時覚えたテクニックは、今やほとんど役に立たないというか、むしろ、コードが読みにくくなるのでやらないほうがいいテクニックになっていたりします。そういう意味では、かなり無駄なことばっかり覚えていたわけで、今の若いプログラマーがうらやましく思うこともあります(^^)。

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