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先見性

 そう言えば、昨日の「クローズアップ現代」で若手作家の台頭について取り上げていましたが、そこで紹介された文体が、ぼくなんかから見ると、明らかに SF 第三世代の影響を受けているように見えるのが面白かったです。

 たとえば、マンガの影響ではないか、という文脈で、擬音語の多い文章を紹介していましたが、ぼくの知る限り、ああいう文体を最初に使ったのはたぶん夢枕獏さんだと思うのです。また、一人称を多用した文体も紹介されていましたが、ああいう文体を最初に使ったのはたぶん新井素子さんじゃないかと思います。

 そう言えば、新井素子さんが 16 才で某 SF 雑誌の新人賞で佳作をとったとき、強力に推す星新一氏と、「これは小説の文体ではない」と言って反対する他の選考委員の間で大激論になったのは有名な話ですが、そういう意味では、星さんというのは、ものすごい先見性があった人なのかも知れない、と改めて思いました。これ、1978 年の話ですからね。

 昔、新井さんの「絶句」という小説を読んだときには、かなりムチャクチャな小説(悪口に非ず)でホントに絶句しそうになりましたが、今の「ライノベ」とか見たら、もっとムチャクチャなのがいくらでもありますもんね(^^)。時代は変わる。

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