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メディアとコンテンツの関係

 昨日ふと、自分の中での「テレビ」の位置づけが、いつのまにか変わっていることに気づきました。つまり、ぼくらの世代にとっては、「テレビ」というのは、長いこと、他に選択肢がないから見ているものだったのですが、B フレッツを導入して以降、「テレビ」というのは、ダウンタウンや爆笑問題や河野さんや市川さん(なぜかテレ朝中心(^^))のような、他では見れないコンテンツがあるから見るものに変わってきたのです。おそらく、ブロードバンドがもっと普及すれば、この傾向はもっと進むでしょう。

 これまでの地上波テレビ局の優位性というのは、あくまで、メディアそのものを握っていることであって、優秀なコンテンツ製作者を集めることができたのは、その結果にすぎなかったと思うのです。ところが、映像を流せるメディアが他にたくさん登場したことによって、この関係は逆転し、むしろ、コンテンツを握っていることの方が地上波テレビ局の優位性になってきたわけです。

 けれども、視聴者の側から見れば、好きなコンテンツさえ見れれば、メディアなんてどれでもいいのです。というか、むしろ、どのメディアからでも好きなコンテンツを見れた方が便利に決まっているのです。しかも、ブロードバンドには、アナログ地上波にはないインタラクティブ性もあったりするので、現在のテレビ番組がブロードバンドでも見れれば、その方が便利に決まっています。

 ここでもし、地上波テレビ局が、コンテンツを武器に新興メディアを支配したり、特定のメディアにコンテンツを囲い込むようなことをすれば、視聴者の利便性は大きく損なわれてしまうでしょう。

 おそらく、今後の 10 年ぐらいで、メディアをとりまく環境は激変することでしょう。これまで、地上波テレビ局は、電波帯域の有限性という特殊な条件のおかげで、ある種の「寡占」を許されてきたわけです。その特権は、公共性と引き換えに与えられたものだった、ということを正しく理解する者が、次代の真の勝者になるのではないでしょうか。その点をしっかりと見守って行きたいと思います。

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