MSCB の問題点
ぼくも、MSCB に何の問題もないと思っているわけではありません。ただ、その問題点を、うまく表現する言葉が見つからなかっただけなのですが、なるべく正確な言葉で表現しようとすると、こういうふうになるのではないでしょうか。
企業への投資には、株に代表されるエクイティファイナンスと、融資に代表されるデットファイナンスがあります。そして、もともと、エクイティに投資する人の多くは、効率的市場仮説を信じて投資しているわけではなく、自分の投資した会社が、市場の予測を上回ってアウトパフォームすることを期待して投資しています。逆に、デットに融資する人は、企業のパフォーマンスがどうであれ、一定の金利を得ることを期待して融資しています。
ところが、MSCB の場合、一見エクイティファイナンスの形をとっていますが、その利益は、企業のパフォーマンスとはあまり関係ありません。アンダーパフォームしようが損しないかわりに、アウトパフォームしても得しないわけです。つまり、MSCB というのは、形式的にはエクイティファイナンスなのですが、実質的にはデットファイナンスに近いのです。
MSCB に問題があるとすれば、この鵺的な性質の中にあるんだと思いますが、つづきはまた、時間のあるときに。
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効率的市場仮説と言うのはファイナンス理論のなかでおそらく最も重要な概念です。
これから効率的市場仮説を何回かに分けて解説したいと思います。
この理論からいくつものノーベル経済学賞が生み出されました。
とりあえず、手元の辞書で意味を引いて見ました。
以下は... [続きを読む]
受信: 2005.04.20 01:27
