Jupiter
重いネタが続いたので、久々に軽いやつを行きます。昨日の「ヘキサゴン」で、平原綾香さんの「Jupiter」の作曲者は誰か、という問題が出ていたのですが、誰も答えられなかったのが個人的には以外でした(ちなみに、ぼくの両親と友人約一名は、この曲がヒットしたこと自体を知らなかった。これにはもっと驚いた(^^))。いうのは、この曲、これまでも結構いろんな人にカバーされてるからなんですよね。
ぼくが一番最初にこの曲を聴いたのは、多分、シンセサイザー音楽のパイオニアの一人である冨田勲氏の「惑星 」というアルバムだったと思います。たしか、FM 放送でエアチェック(これもいい加減死語か(^^))したのかな。そのときに、原曲がクラッシックだという解説を聞いて、クラッシックらしからぬ題名に驚いたのを覚えています。
これ、今聞いてもたいして驚かないかも知れないけど、当時としてはかなり突出した作品だったと思います。なにせ、YMO のデビューより 1 年も前の作品ですからね。もちろん、今のような MIDI シーケンサーもなければ、デジタルシンセやサンプラーもない時代に、アナログシンセと多重録音を駆使して作った作品です。個人的には、冨田さんも、もうちょっと再評価されてもいいんじゃないかと思いますね。
あと、個人的な好みでいえば、遊佐未森さんが、平原さんと同じく「木星」だけをカバーした「a little bird told me」というのがあります。こちらは、「庭」というアルバムに入っています。これは、1999 年ですから、平原さんよりちょっとだけ早いですね。こっちは、平原バージョンのような壮大な感じではなく、ホントに眠れない夜に子守唄がわりに聴きたいような、しみじみと染み入るようなアレンジになっています。
今回探したら、他にも、いろんな Jupiter を集めた「ジュピター100%」なんて CD も出てて、今紹介した 2 作品も収録されているようなので、これでいろいろ聞き比べてみるのもよろしいんじゃないでしょうか。
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