「ヒストリエ」に注目
あの「寄生獣」の岩明均氏がまた傑作をものしつつある、という噂を聞いて、早速その「ヒストリエ」1,2 巻を取り寄せてみました。まだたった 2 巻なので、断定するのは早すぎると思いますが、確かに、傑作を予感させるものがあると思います。
帯に「アレキサンダー大王の書記官エウメネスの波乱に満ちた生涯!」とある通り、歴史物なのですが、まず、その古代人たちの人間性の描き方がうまい。殺人・拷問・強姦・差別があたり前の世界を眉一つ動かさずやりすごす人たちの描写は、「寄生獣」における寄生生物の非人間性の描写を彷彿とさせます。また、彼らの言葉が、完全に現代日本人の話し言葉であるのも、彼らに対する感情移入を容易にすると同時に、彼らの感性の異質さを際立たせるという二重の効果を挙げています。
アリストテレスの逃亡を助けながら、故郷に帰ってくるというところから、子供時代の回想シーンに入っていく導入部もよく、さまざまな伏線を張り巡らせながら進んでいく展開には思わず引き込まれます。まだ、この先どうなるのかわかりませんが、今後も目が離せない作品になりそうです。
余談ですが、「トリビアの泉」にも出てきた、「 『流氷の天使』クリオネのエサの食べ方 」は、ホント寄生獣そっくりなので、興味のある方はぜひ映像を探して見てください。きっとビックラこきますよ。(^^)
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